新入生必見! スクールカーストで下にならない方法とは?

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4月から高校生になった新1年生。

 

 

新しい生活にワクワクしつつも、やっぱり人間関係への不安はあるもの…。

 

「中学ではクラスの中でも“上”のほうにいたけど、高校に入ったらどうなるんだろう」「中学の頃は“下”だったけど、高校でもそのままはイヤだ!」と、学校内での序列、いわゆる“スクールカースト”を気にしている人もいるのでは?

 

そこで、先輩たちに「高校のスクールカースト」について教えてもらうことに!

 

●スクールカーストの実態

●LINE/SNS編

●外見編

●コミュニケーション編

●趣味編

●部活編

 

授業中、SNSなどあらゆる場面でカーストの影響が!

 

 

渋谷の街行く高校生43人に、「そもそも高校にもスクールカーストがあるのか」を聞いてみたところ、

 

ある…32人

ない…11人

 

と、全体の4分の3もの人が「スクールカーストがある」と回答!

 

カースト内の自分の立ち位置を三角形の図に示してもらうと、こんな結果に。

 

 

カーストは、上・中・下の3つの階層に分かれていると答える人が多く、自分の位置は“中の上の方”という人がほとんどだった。

 

カーストの違いで、具体的にどんな差が出てくるのかというと…?

 

・「うちらトップのグループは、授業中も休み時間もうるさい。

 

授業中に、うちらが面白いことを言うと“中”の人が愛想笑いしてる感じで、“下”の人たちは、ひたすら黒板とノートだけを見て静かに勉強してる」(高1女子・神奈川)

 

・「授業中に先生をイジれるのが“上”の人で、先生がイジるのも上の人。

 

先生も人を選んでやってると思う。

 

それ以下は、イジることもイジられることもない」(高3女子・東京)

 

 

・「クラスのLINEグループで自由に発言するのは“上”の人

 

私も発言はできるけど、ちょっと遠慮しちゃうから“中の上”くらいだと思う。

 

一番下は、グループには入ってるけど、スタンプも送れず見てるだけ」(高3女子・東京)

 

・「自分は“中”の位置。

 

昼に弁当を食べるときは、トップが陣取ってる『窓際の一番後ろ』にはいけないけど、『窓際の真ん中』という、まあまあいい席をキープできる」(高3男子・東京)

 

などの声があり、授業中や休み時間、席順、LINEグループでのやり取りなど、生活のあらゆる場面にカーストが影響しているよう。

 

さらにその差は、文化祭などのイベントの場面でよりわかりやすくなるようで、

 

・「文化祭で劇をやったとき、上の子は、下の子に嫌な役を押し付けてた。

 

下の子は何も言えずに従ってる感じだった」(高3女子・東京)

 

という意見もあった。

 

また、

・「カーストってTwitterのRT数にけっこう表れる

 

例えば、『今日は終業式でした!』ってつぶやくと、トップのRT数は100超え、“中の上”は90RT、“中の下”は数えるくらいでRTは伸びない。

 

一番下は、そもそもTwitterを公表してないからわからない…」(高3女子・愛知)

 

と、カーストが数字として表れてしまうことも!

 

ギスギスしてる“上”より“中”のほうが平和!?

 

 

ただ、カーストは「“上”にいれば安心」という単純なものでもないよう。

・「私は“上”のグループにいるけど、そのなかでも一番下だから、みんなで話してても笑顔で聞いてるだけ。

 

正直、『話が合わないな…』って思ってるけど、反論して『こいつ、ウザい』って思われるのが怖いから何も言えない」(高1女子・神奈川)

 

と、“上”なかでも低めの立ち位置になってしまうと、グループから外されないための気苦労が多いみたい。

 

それに比べて、“中”の人は、

・「上とも下とも分け隔てなく話せるし、上みたいにイザコザもないからラク」(高3女子・千葉)

 

・「“上”の人みたいに授業中に騒いだりはできないけど、それで先生に当てられるのも面倒だから、今の状態がラク。

 

休み時間は、気にせず大声で喋れるし」(高2女子・神奈川)

 

など、中立の位置にいてストレスの少ない生活を送っているようで、「上には行きたくない」という声も多かった。

 

ただ、“中”のなかでも「上のグループと一緒に騒いでる」という人もいれば、「上に嫌われないように大人しくしてる」という人も。

 

カーストは、大きく分けると「上・中・下」の3つだけど、実際はその中でも細かく階層が分かれているのかも。

 

 

カーストのどこに入りたいかは人それぞれだけど、先輩たちの声を聞くと、少なくとも“最下層”にはならないほうがよさそう…。

 

しかも、このカーストは高校に入学した最初の頃に決まってしまうことが多く、

 

・「一回グループが固まると、そこから抜けるのは難しい」(高3女子・東京)

 

・「一度決まっちゃったら上にあがる人は少ない。

 

ちょっとしたことで下にさがる人はいるけど…」(高2女子・神奈川)

 

というのが現状みたい。

 

カーストで苦しまないためには、スタートの今がかなり重要なのかも。

 

そこで、新しく高校1年生になったみんなに向けて、先輩たちから「カーストで下にならないための方法」をアドバイスしてもらうことに!

 

【入学前にできること】

 

 

・「新入生のLINEグループには入っておいたほうがいい

 

私のときは、合格発表の後すぐに新入生の誰かがグループを作ってて、グループに入れるQRコードがTwitterで拡散されてた。

 

そのグループで『〇〇中学のAです!』と軽く挨拶できたから、入学前に知り合いができた」(高3女子・東京)

 

・「Twitterで『春から〇〇高校に入ります!』『#春から〇〇生』とつぶやいてる同じ学校の人を探して、とりあえずフォローする。

 

プロフィール欄やタイムラインをチェックして同じ趣味の子だったら、DMで『よろしく!』とか挨拶して繋がっておくと、入学後に友達を作りやすい」(高1女子・神奈川)

 

・「入学前はTwitterやLINEで新入生同士でやりとりすることがあるから、アイコンを自分の顔にしておくと入学後に『〇〇ちゃんだよね?』と話しかけてもらいやすくなる。

 

でも、盛り過ぎのピン自撮りをアイコンにするのはNG!『実物と全然違う』って引かれちゃう」(高2女子・東京)

 

高校では、入学が決まった時点でSNSでの交友関係がスタート。

 

新入生だけが所属する数百人単位(!)のLINEグループが作られることもあるとか。

 

まずはTwitterで「〇〇高校 新入生」などと検索して、「新入生のグループを作りました!」という人をフォローしてみるのがいいみたい。

 

 

ただ、

 

・「入学前のLINEグループでは、発言しすぎないほうがいいかも。

 

大人数のグループで通知がすごいことになるから、喋りすぎる人はウザいって思われる。

 

『同じクラスになったらよろしく』と、挨拶するぐらいにしておいたほうがいい」(高1女子・神奈川)

 

・「新入生のLINEグループでは目立たなくていい。

 

変に目立つと、実際入学して会ったときに『あんなにイキってたのに、見た目ダサいじゃん』と思われちゃうことも…」(高2女子・東京)

 

という意見もあり、自分とは違うキャラを無理して演じたり、張り切って発言しすぎると、「ウザいやつ」と思われるのでご注意を…。

 

【外見編】

 

 

・「カーストの上へ行くにはオシャレは重要! 私は中学時代、メガネだったけど『制服にメガネってオシャレに見えない』と思って、入学式はメガネを外して裸眼で行った。

 

それがよかったのか、オシャレな子と仲良くなれて“中の上”くらいの位置に行けた。

 

目が悪すぎて、相手の顔は全然見えてなかったけど…(笑)」(高3女子・愛知)

 

・「前髪が目にかかってると暗い印象になるから、前髪が長いならコテで巻いて短くしたりして顔を見せたほうがいい。

 

あと、オシャレに見せたいなら、入学式の前だけは有名な美容室に行ってイイ感じの髪型にしてもらうのもアリかも」(高2女子・東京)

 

・「中学と違って、高校は『すっぴん=ダサい』と思われる。

 

眉毛を整えて、リップ、チーク、ファンデ薄めの“ナチュラルメイク”を覚えるべき。

 

でも派手すぎると、先輩に目をつけられちゃうから気をつけて!」(高3女子・神奈川)

 

・「制服のスカートは、膝下だと地味で暗く見えるから膝上がいいと思う。

 

でも、最初からリボンをしてなかったり校則を破るのはよくない。

 

目立つ格好をして先輩に嫌われちゃうと、同学年からも『あの子と関わるとめんどくさそう』って思われる」(高1女子・神奈川)

 

カーストで下にならないためには、第一印象は重要なポイント

 

メイクや髪型、制服の着こなしの他にも、

 

・「髪の毛がボサボサだと清潔感がないと思われちゃうから、入学式の前日はトリートメントをちゃんとしてツヤツヤな髪にしておくといい」(高3女子・東京)

 

なんて、かなり細かいアドバイスをくれた先輩も!

 

ただ、清潔感や“オシャレに気を使ってる感”は大事だけど、先生や先輩に目をつけられるような“目立ちすぎ”は逆効果。

 

・「スカート丈は折って調節できるから、入学した後、周りの長さに合わせればいい」(高2女子・東京)

との声もあったので、まずは控えめにしておいて、周りに合わせて制服を着崩したり、メイクを足したりするのが安心かも?

【コミュニケーション編】

 

 

・「まだカーストもできてない最初の最初だったら、急に話しかけても『何こいつ?』とはならない。

 

入学式の帰りの下駄箱で『一緒のクラスだよね?』と声をかけたり、お昼休みに『お昼一緒に食べない?』って誘ったり、どんどん声をかけてみるといいと思う」(高3女子・愛知)

 

・「最初は写真を撮ることが多いから、自撮り棒とか小ちゃい三脚とか便利なスマホグッズを持っておくと話すきっかけになる。

 

あと、男女ともお菓子は好きだから、パッと渡せるアメとかチョコを持っておくのもいい。

 

渡すだけだからシャイな子でもできるはず!」(高2女子・東京)

 

・「とりあえず最初は常に笑顔! うつむいてると人見知りだと思われて、周りが声をかけづらい」(高3女子・東京)

 

入学当初は、積極的に話しかけていくことが大事。

 

「人見知りで勇気が出ない…」という人は、お菓子や便利グッズをきっかけにしたり、とにかく笑顔を心がけて“話しかけられやすい雰囲気”を出すことが大切みたい。

 

 

・「最初はひとりでもいいから友達を作るべし! 入学早々ボッチだと、人が寄ってこなくて、そのままクラスの端っこの“下”の人になっちゃう」(高1女子・東京)

 

なんて声もあったので、まずはあまり相手を選ばず誰とでも楽しそうに話してみると、自然と人が集まって友達の輪が広がる…ということもあるよう。

 

また、

 

「自己紹介で『中学の時の先生に、高校は頭いいやつばっかりだぞーと言われたので、みんな勉強を教えてください!』って言った。

 

『教えてください』ってあえて自分を落としたから、いろんな人に話しかけてもらえるようになって、“中の上”くらいの位置に行けた」(高3女子・愛知)

 

というように自己紹介を工夫するのもアリ! ちなみに、

 

・「『おはよう!』とかの挨拶を元気にするだけでも、明るい印象になると思う

 

『おはよう』って言われたら、『おはよう』ってこっちも返せるし」(高1女子・神奈川)

 

という声もあったので、すごくシャイな人は挨拶を頑張るところから始めるといいかも!

 

【部活編】

 

 

・「サッカー部やダンス部、チア部とか、みんなが見える場所で活動している部活に入っている人はカーストが上。

 

こういう部は文化祭でも発表をして盛り上げ役になる。

 

目立つ部にいると、上に行ける」(高2女子・東京)

 

・「地味な子が入って得するのが吹奏楽部。

 

文化祭で発表すれば、『楽器が吹ける』ということで目立てて、上にあがれる」(高3女子・千葉)

 

・「女子は特に上下関係を気にするから、部活の先輩と仲良くなると、同学年の間でも上に行けるはず。

 

積極的に挨拶したり、話が合う先輩と喋るようにするといいかも。

 

でも、『権力がある先輩と仲良くしよう』とひいきすると、あざといと思われて嫌われる」(高1女子・東京)

 

学校内で目立つ部活に入ることで、カーストの上位へ行けるという声も! 目立つ部活として、サッカー部、ダンス部、チア部などを挙げる人が多かった。

 

ただし、目立つ部に所属しただけでカーストが上になるというわけでもないようで、

・「大人しい友達がダンス部に入ったら、先輩たちの色に染まって高2ぐらいから目立つようになった」(高2女子・神奈川)

 

・「バスケ部やダンス部に入っていても、本当に目立ってるのはレギュラーの数人。

 

部内でもそれなりの位置にいないと、学年のカーストで上に行けない」(高3男子・東京)

 

との声も。

 

カースト上位を目指して部活を選ぶなら、自分自身を変えたり、厳しい練習を乗り越える努力をしたりと、それなりに覚悟が必要かも…!?

 

【趣味編】

 

・「本当はアニメが大好きだけど、オタクだと思われそうだから最初の頃は黙ってた。

 

今もアニメの話は、同じようにアニメが好きで仲が良い子にだけ話すようにしてる」(高2女子・東京)

 

・「何を好きでもいいけど、自分の趣味だけに集中するのはよくない! 他の子の趣味も調べて『この間話してたアレ見たよ』とか言ってみることが大事。

 

色々なことに興味がある子のほうが会話が広がるから、友達も増えるし上に行きやすい」(高2女子・東京)

 

・「ジャニーズ、BIGBANG、EXILEグループとか高校生に人気のアーティストの曲を聴いたり、MVを見ておくと、だいたいの話についていけるから一番下にはならないと思う」(高1女子・東京)

 

趣味をきっかけに友達と仲良くなることは多いけど、「自分の好きなものについて知ってほしい!」という想いが強すぎて、趣味を押し付けたり、他の子の趣味を否定するのはNG!

 

ジャンルを問わず、ファン同士で固まったり、自分の好きなジャンルにしか興味がない態度を取ったりと、“オタクっぽさ”が出ている人はカーストの下になってしまう、という声が多かった。

 

・「最初の自己紹介の時には『私は〇〇のファンです!』とかは言わないほうが安全。

 

カバンにつけているキーホルダーやストラップを観察して、同じものが好きな人だけに話すのがいいと思う」(高3女子・千葉)

 

という声もあったので、趣味の話をする前に周囲の様子をうかがうようにするといいのかも。

 

 

外見、コミュ力、部活、趣味と気を使うことが多くて大変だけど、最初はみんな緊張と不安でいっぱい。

 

思い切って話しかけてみたり、笑顔で挨拶をしたりして「みんなと仲良くなりたい」という気持ちをアピールすることが大切なのかも。

 

高校生活でスクールカーストに悩まないためにも、春からこのアドバイスを実践してみては?

投稿新入生必見! スクールカーストで下にならない方法とは?はスタディサプリ進路/進路や高校生に関するニュース&コラムを配信の最初に登場しました。

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