体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

『ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち』ティム・バートンに「Sexy!」と賞賛された日本人アーティスト・田島光ニさんインタビュー

「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督最新作『ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち』が大ヒット上映中です。

人とは異なる奇妙な能力を持った子どもたちが織りなす物語を描いたミステリアスファンタジーである本作は、ティム・バートンらしい“不思議でおかしな”世界観炸裂。それでいて、最後にはじんわり心が温まり家族愛に涙する、ティム・バートンの新境地とも言える魅力を持ち合わせています。

筆者が個人的に一番お気に入りなのが、とあるガイコツのシーン! 発想と表現力、演出、全てが最高のシーンとなっているのですが、実はこのガイコツのコンセプトアートを手掛けたのは田島光ニさんという日本人クリエイターなのです。1990年生まれの弱冠26歳にして、これまで『GODZILLA(ゴジラ)』、『進撃の巨人』、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』など、数々の話題作のコンセプトアートを手掛けている田島さん。『ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち』での作品作りのポイントについて、色々とお話を伺いました。

―映画大変楽しく拝見させていただきました! まず、本作に携わるきっかけはどんな事だったのでしょうか?

田島:最初はあまり長期で関わるというよりは、短期で関わる感じだったのですが、最初に頼まれていたキャラクターのデザインを見せたら気に入ってくれて、全体的に携わる事になりました。
編集部注:そのキャラクターが何かはネタバレになるので裂けますが、ティム・バートン監督自ら「sexy!」と賞賛したとのこと。

―ティム・バートン作品は以前からご覧になっていましたか?

田島:元々すごく好きで、実写もアニメーションも何度も観ていますね。この作品に携わる事が決まってから、ティム・バートン監督作品や、監督がデザインを手掛けた作品を改めて繰り返し観ました。監督の作品は「恐いだけじゃなくて面白い所もある」というのが特徴ですよね。どれも好きですが、選ぶとしたら『フランケン・ウィニー』と『コープス・ブライド』が特にお気に入りです。

―田島さんが手掛けられたというガイコツのシーン、最高でした! 映画の中で一番の盛り上がりですよね。

田島:僕も完成した作品を3回観ましたが、一番好きなシーンです。最初はティム・バートンっぽいというか、アニメーションっぽいデフォルメされたイメージで。「ハリー・ハウゼン作品の様なストップ・アニメーションにしたい」と監督にも言われていて、自分でも懐かしさを醸し出しながら、新しい技術をどう出していこうとは考えました。

―田島さんがこのコンセプト・アートという世界を目指したきっかけはどんな事ですか?

田島:映画の世界を目指したのは高校卒業間近くらいです。専門学校を選んでいる時にこの分野の専門学校の説明を聞いたのがきっかけですね。それまでは自分が出来る世界だとは思っていなかったんですが、「CG科」の説明を聞いていて、これは面白そうと思いチャレンジしました。

―卒業後、すぐに海外で活躍されているわけですが「少し日本で実績を作ってから…」と言った事は考えませんでしたか?

田島:兄の影響で元々アメコミや洋楽が好きで、海外の文化に触れる事が多くて、やるなら海外でやってみたいというのは最初から思っていました。これは色々なクリエイターさんがおっしゃってる事ですが、若い、行動を起こしやすい立場のうちに色々なチャレンジをした方が良いと思います。長く会社にいて、地位を築いていたり、部下や後輩がたくさんいるとなかなか出づらいと思うので。

1 2次のページ
藤本エリの記事一覧をみる

記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy