Google、「Android Wear 2.0」を正式発表、既存モデルには数週間中に配信

2017/02/10 03:00 juggly.cn デジタル・IT

Google は 2 月 8 日（米国時間）、スマートウォッチ用 OS「Android Wear」の新バージョン「Anroid Wear 2.0」の正式リリースを発表しました。Android Wear 2.0 は Android 7.1.1 Nougat をベースにスマートウォッチ向けにカスタマイズした新 OS で、既存の Android Wear 1.5 よりも高機能なウォッチフェイス、優れたフィットネス機能、Google Play ストアとアプリのスタンドアロン動作のサポート、Android Pay と Google アシスタントへの対応など、様々な変更が加えられています。ウォッチフェイスを強化。Android Wear 2.0 ではウォッチフェイスから予定や株価、フィットネスデータなどのアプリの情報を取得することが可能になり、よりパーソナライズされたウォッチフェイスを利用することが可能になったほか、ウォッチフェイスから Uber のハイヤーを手配したり、電話をかけたり、トレーニングを開始したりと、アプリの操作も可能です。さらに、スワイプでのウォッチフェイス変更に対応し、仕事とプライベート用のウォッチフェイスを即座に切り替えることもできます。

フィットネス機能の強化。Android Wea 2.0 ではフィットネス系アプリでトレーニングを実行中には通話やメッセージ仁応答したり、Google Play ミュージックから音楽をストリーミングするようなことが可能になりました。スタンドアロンアプリへの対応。Android Wear 2.0 には Google Play ストアが組み込まれており、スマートウォッチ上で直接アプリをダウンロードして利用することができるようになりました。これができるのは Android Wear 2.0 用アプリのみで、AccuWeather、Android Pay、Bring !、Foursquare、Google Fit、Google Messenger、Google Play ミュージック、Lifesum、Robinhood、Runkeeper、Uber、Strava などが対応しています。メッセージ系アプリの操作性改善。Android Wear 2.0 では、受信したメッセージへの返信時に音声、手描き文字、スワイプ式のキーボード入力で文章を作成できるようになったほか、アプリ提供者が返信のスタイルをテンプレートが定義することも可能になりました。Facebook メッセンジャーやハングアウト、WhatsApp などのメジャーアプリが Android Wear 2.0 の新機能をサポートしています。Android Pay に対応。Anroid Wear 2.0 は Android Pay の動作をサポートしており、NFC に対応した機種の場合はかざして決済を利用できます。Google アシスタントに対応。Android Wear 2.0 は Google Now に代わって登場した Google アシスタントを搭載しています。OK, Google コマンドまたは電源ボタンの長押しで検索やアプリ・家電を操作できます。例えば、レストランの予約、天気予報やニュースの表示、Philips Hue の操作、ショッピングリストの更新など。ただ、リリース時には英語とドイツ語だけに対応し、今後数週間のうちに他の言語でも利用できるとしています。UI をリニューアル。Android Wear 2.0 の UI は、通知の表示方法、アプリドロワー、ウォッチフェイスの選択画面を刷新し、「ダークモード」が追加。円型ディスプレイのサポートも改善しています。Android Wear 2.0 にアップデートされる機種は、ASUS ZenWatch 2 & 3、CASIO WSD-F10 / WSD-F20、Fossil Q Founder / Marshal / Wander、Huawei Watch,、LG Watch R / Urbane / Urbane 2nd Edition LTE / Michael Kors Access / Moto 360 2nd Gen、Moto 360 for Women、Moto 360 Sport、New Balance RunIQ、Nixon Mission、Polar M600、TAG Heuer Connected です。これらのサポート機種には “数週間中” にアップデートが提供されます。Source : Google