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アイドルなのに200km駅伝完走! ギャンパレが不眠不休で駆け抜けた3日間……どうにも憎めない愛すべき7人衆

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アイドルなのに200km駅伝完走! ギャンパレが不眠不休で駆け抜けた3日間……どうにも憎めない愛すべき7人衆

 元BiSカミヤサキを中心に結成されたアイドルグループ・GANG PARADE(通称ギャンパレ)が、12月3日15時~12月5日朝7時過ぎにわたって200km駅伝(カミヤサキ1人vs後輩メンバー6人の200km対抗マラソン)を開催した。

ギャンパレ キュートな200km駅伝写真一覧

<カミヤサキ1人vs後輩メンバー6人による過去最も過酷な200km駅伝>

 シグサワアオ、イヌカイマアヤと脱退が相次ぎ、同時にキャン・マイカ、活動中止になったばかりのBiS公式アイドルグループ・SiSよりココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソンの3人の加入も相次ぎ、現在は7人の新体制で活動しているギャンパレ。11月13日には新宿BLAZEで新体制初ワンマンライブ(http://bit.ly/2gxJUKZ)を成功させたばかりだが、同公演で急遽発表された200km駅伝が12月3日15時よりスタート。これまで計4回にわたって長距離マラソン企画に参加しているカミヤサキは、単独で渋谷~熱海間の往復200kmを完走するミッションに挑戦し、他の6人のメンバー(ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン)はリレー形式で同距離の完走を目指すのだが、両チームともメンバーがひとりずつ並走(ツイキャス配信係)しなければいけない縛りもあったりと、過去最も過酷なルールが設けられていた。

<いつメンバー間の信頼関係が決壊してもおかしくないルール>

 このメンバーが必ず並走しなければいけないルールは、ド頭から彼女たちを苦しめる。カミヤサキの最初の並走者であるココ・パーティン・ココは、カミヤのあまりの速さについていけず早々に「キツい、キツい」と遅れを取ってしまい、その度にカミヤは足を止めて彼女が追いつくのを待たなければいけない。独走は許されない為、どんなに走りに自信がある者であっても並走者によっては自分のペースで走れず、確実にストレスが溜まっていく。当然ながら遅れを取った並走者も申し訳なさで押し潰されそうになるという、なかなかタチの悪い仕組み。駅伝と言えば、タスキを繋いでいくことで絆を深めていく素晴らしい競技のはずだが、このギャンパレ駅伝は、アスリートでもないアイドルが200km走破するだけでも異常にハードルが高いというのに、いつメンバー間の信頼関係が決壊してもおかしくないルールまでご丁寧に設けられており、ゆえに誰もが常に必死の状態で走らなければいけなかった。

<まさかの不眠不休でもう100km「このままだとギャンパレ解散しちゃうよ?」>

 が、しかし、ギャンパレはあらゆる逆境を乗り越えてきたグループである。カミヤサキは完走できなければ脱退だった100kmマラソンを見事走破し、ヤママチミキとユメノユアは同期メンバーが次々辞めていく中でもグループを守り続けた。キャン・マイカはたった4日で新メンバーから先輩になるという不遇を経験しながらもグループのバランサーとなり、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソンはBiSオーディション落選、SiS結成も活動1日で解散、それでも諦めずギャンパレのメンバーになった。ゆえに200km駅伝の間、動けなくなってしまう事も、ぶっ倒れる事も、泣いてしまう事も、ケンカしてしまう事も、心が折れそうになる瞬間も何度もあったが、誰ひとり「リタイヤ」を口にする者は現れず。到着時間の都合で予定されていた熱海での宿泊がなくなり、まさかの不眠不休でもう100km走ることが確定しても、渡辺マネージャーから「このままだとギャンパレ解散しちゃうよ?」と笑顔で脅されても、決して絶望することなく前へ前へと足を踏み出し続けた。

<七人七色のギャンパレメンバー、それぞれの覚醒>

 単独200kmマラソン走破を目指していたカミヤサキは、なんと約21時間で100kmを走破して自己ベスト記録を更新したものの、さすがに消耗しきっていた為、渡辺マネージャーの判断からチームの1本化。「後半100kmは7人の全メンバーによるリレーでゴールを目指す」と告げられた際に「みんなが200km完走を期待してくれてる!」と大号泣していたが、最終的に未経験の並走係も務めながらトータル140kmを激走。マラソン企画での総距離を385kmまで延ばしてみせた。改めて伝えておくが、カミヤサキはアスリートではなくアイドルだ。いまだかつてこれほどの走行距離を記録したアイドルがいるだろうか? ぜひとも日本一走れるアイドルとして各メディアでフィーチャーしてほしいものである。

 そんなカミヤの背中をグループ結成時から見てきたヤママチミキは、ツイキャス視聴者たちから「並走神」と呼ばれるほど、どのメンバーが相手の並走であっても決してペースを乱さず。足の速い者であっても遅い者であってもしっかり寄り添いながら、本来どうしてもブレてしまう配信画面も安定させたまま疾走、トータルにすると凄まじい数字になるであろう走行距離を一度も壊れることなく走り続け、観る者を驚かせた。同じく結成時からのメンバーであるユメノユアは、BiSH×POP200km対抗駅伝の際も「ユア神」なる異名が付くほどの活躍ぶりを見せたが、今回は更に大覚醒。前半100kmの激走の末に膝を痛めて走れなくなっていたものの、不眠不休での折り返しが決まった直後や、誰もがまともに走れなくなった終盤など危機的状況において、ファステストラップを叩き出すほどの速度で爆走。このヤママチとユメノのタッグがPOP時代の衣装=赤ジャージ姿で都内を駆け抜けるクライマックスは、観る者の涙を誘った。

 また、今回が長距離マラソン初参戦となった新メンバーたちも活躍。キャン・マイカは「運動神経が悪くて走るのも苦手」でありながらも、ユアと並走した区間で走り終えた途端にぶっ倒れるほどの根性も見せ付けつつ、全員ボロボロの終盤に誰よりも元気に振る舞ったりと、さり気なくムードメイカーとしての才能を発揮。同じく「まともに走ったことがない」と事前に不安を漏らしていたユイ・ガ・ドクソンも、なぜか「34歳」とおばさん扱い(実際の年齢は不明)されながら最後まで心折れることなく歩を進め、ユユの愛称で親しまれているテラシマユウカは「うどんキメたい」というワードを流行らせたり、ゴール後に渡辺マネージャーへ青虫付きのゆずをお土産として渡したりと、マイペースなほんわりキャラで周囲を癒していた。そんなマラソン未経験者たちが前述のカミヤサキはじめ猛者である先輩たちと走り続けてみせた事実は、今後の彼女たちの活動にも大きな影響を与えることだろう。

 そして、スタートからカミヤサキに追いつけず、いきなりポンコツキャラが露呈してしまったココ・パーティン・ココ。自分は「愚か者」と泣き出し、ユイから「はい、愚か水」と水を渡され爆笑を誘う場面もあったが、速度や走行距離では先輩方に敵わなかったものの、何があろうと喋り続けて視聴者や遊び人(ギャンパレファンの呼称)にネタを提供し続けたナンバーワンは彼女だっただろう。湘南をヤママチと走っている際、そこに居合わせた遊び人やメディアスタッフも含めて「私たちはチーム湘南卍」と勝手にユニットを結成し、この編成で走る度にチーム湘南卍のファンを増やしていった流れも秀逸。特に朝方、熱海へ向かう難関である山中をひた走っている最中、走りより喋りに忙しいココに対してあれだけ温厚だったヤママチが「マジで遅ぇ……そんなに元気ならちゃんと走れ」とキレた場面、そんなふたりを朝陽が幻想的に包み込んだシーンはまるで映画のようだった。

<どうにも憎めない愛すべき7人衆>

 そんな七人七色のメンバーが「7人でゴールしたい」と躍起になりながら、最後は7人全員でひとつになってゴールの渋谷まで駆け抜けていく。そして、大勢の遊び人やカミヤのかつてのパートナー・ミズタマリも駆けつける中、彼女たちは前代未聞の200km駅伝を見事完走してみせた。走行タイムは約40時間。7人は満身創痍の中で一列に並び、何故かネギや大根を持たされながら涙を流し、ついてきてくれたみんなへ感謝の言葉を述べた。ここに至るまでの大冒険がギャンパレをどれだけ強くし、そしてどれだけの人々の心を掴んでみせたのか。それは今後の活動の中で徐々に明らかになっていくと思うが、2016年現在、これだけ泣いて笑って無茶苦茶やって周囲を楽しませられるグループはなかなかいない。おバカだし、不器用だし、まだまだ自分のことで精一杯なメンバーも多いグループだけれど、どうにも憎めない愛すべき7人衆。ぜひとも今後の動向、そして成長していく過程にも注目してもらいたい。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada

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