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映画『溺れるナイフ』原作者・ジョージ朝倉先生インタビュー「山戸監督の熱量にかけた」[オタ女]

エンタメ 映画
溺れるナイフ17巻表紙イラスト

一生ぶん、恋をした。人気漫画家ジョージ朝倉による同名コミックを26歳の新鋭女性監督・山戸結希が映画化した『溺れるナイフ』。先週末より公開となり、女性を中心に連日多くの人が劇場に訪れています。

【ストーリー】
東京で雑誌モデルをしていた少女・夏芽は、父親の故郷である田舎町・浮雲町に引っ越すことに。慣れない田舎での生活にがっかりする夏芽だったが、地元一帯を取り仕切る神主一族の跡取り息子コウと出会い、彼の持つ不思議な魅力に心を奪われる。そしてコウもまた、この町では異質な夏芽の美しさに次第に惹かれていくが……。

本作はもちろん、『ピース・オブ・ケイク』『恋文日和』『ハートを打ちのめせ』等、数々の傑作(大傑作)を世に送り出してきたジョージ朝倉先生は本作をどう観たのか? インタビューにて色々とお話を伺ってきました。

溺れるナイフ

―まずは映画をご覧になった率直な感想、印象的なシーンを教えていただけますでしょうか?

ジョージ朝倉:夏芽役の(小松)菜奈ちゃんが、菅田君(コウ)といる時と重岡君(大友)といる時で表情が全く違う所がすごく印象的でした。

―先生は『溺れるナイフ』映画化のオファーを、すぐに承諾されたのですか?

ジョージ朝倉:最初は無いかな、と思っていたのですが山戸結希監督が直接お手紙をくださって、監督の「この漫画を映画化したい」という強い想いが伝わってきて、おや、とまず心が動きました。監督が若干26歳(当時)の鬼才、しかも商業デビュー作という事で、言い方は悪いですが、この原作をもう一花咲かせられるのではないかと思いました。私はこれまで「溺れるナイフ」の映像化を断り続けていて、でもそのままだと新たに読んでいただける機会が無いですよね。映画化のお話をいただいた時点で、主演のお2人も候補に入っていて、良いなと思ったのと、監督がそんなに原作を愛してくれているのなら、と、OKしました。

―監督は「溺れるナイフ」を「一番好きなコミック」とおっしゃっていますね。

ジョージ朝倉:そうおっしゃってくださって、本当に有り難いです。

―これまで映像化をOKしなかった事について、一番ネックになっていた部分は何ですか?

ジョージ朝倉:単純に17巻ある原作コミックを2時間ほどの映画にするのってどうなのだろう? というのと、漫画でしか出来ない表現をやりたいと思って描いていたし、なによりこの作品を好きだと思ってくれた読者の方を裏切るような映画になってしまったら悲しい。幸いにも私の作品を今まで撮ってくださった監督方は原作の意図を汲んで取り組もうとしてくださり、こちらから「もっと映画として面白いように変えてくださって結構ですよ!」と言うくらいでしたが、「なんかプロデューサーに言われたんで少女漫画読んで映画化しました、仕事なんで。大人なんで。」みたいなカタチで撮られる可能性も少なからずあったわけで、そんな意味でも山戸監督のアプローチは貴重でした。山戸監督にかけてみよう!と思った次第です。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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