乗馬のススメ

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“乗馬”と聞いて、みなさんはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。
「セレブ」「高そう」「金持ちの道楽」そんなイメージを世の大半の人は思い浮かべるだろう。
今日は、そんなイメージのある“乗馬”というスポーツについて説明したいと思う。

最初に述べたいのが「乗馬はお金がかかりそう」というイメージについてだ。
確かにどんなスポーツでも、本格的にやろうと思えばお金はかかる。
野球でもサッカーでもテニスでも、最近流行のジョギングにも当然お金がかかる。
何せ、スポーツジムに行くだけでもお金がかかる時代だから仕方ない。

乗馬も当然その限りである。
始めようと思えば乗馬クラブに入会しなければいけないし、乗馬用のウェアもそろえなければいけないだろう。
仮に都内某所で乗馬を始めたとして、それにかかる費用を試算してみる。

・乗馬クラブ入会金 10万円
・乗馬クラブ年会費 12万円
・騎乗料(月2回×1年) 12万円
・乗馬ウェア類一式 4万円
・合計 38万円(1年)

といったところだろうか。一か月あたりに換算すると3万円強となる。
これははたして高いのか安いのか。競技人口が1000万人を超えるといわれるゴルフと比較して考えてみよう。

・クラブ一式 15万円
・ウェア一式 5万円
・練習料(月2回の打ちっぱなし) 3万円
・ラウンド代(年間15ラウンド想定) 15万円
・合計 38万円(1年)

少々乱暴な計算ではあるが、おおよそそんなところだろう。
もちろんこれは、どこの会員にもならずビジターでラウンドし続ける想定である。

こうして比較してみると、一般のサラリーマンでも競技しているメジャースポーツであるゴルフにかかる費用と、乗馬にかかる費用はほとんど変わらないと言える。

次に述べたいのが乗馬がもたらす身体への影響について。
乗馬はその華麗なイメージとは裏腹に、かなりの体力を必要とする。
第一回オリンピックからの正式種目であり、ヨーロッパ(特にドイツ)ではサッカーニュースの次に乗馬ニュースのコーナーがあることもしばしば。
向こうでのトップ選手は、子どもたちの強い憧れの対象でもあるのだ。

日本でも乗馬フィットネス器具が流行ったように、馬の揺れに合わせて身体を動かすだけでもかなりのカロリーを消費する。
馬に乗って走るともなれば、馬から落ちないように自然に働くバランス感覚と、馬をしっかり動かすために必要となるインナーマッスルが強化される。
乗馬の競技会に行くと驚くほどスタイルのいい人がよく歩いているが、それは彼らが競技に出るために鍛えた成果なのだ。

最後に、乗馬がもたらす心への影響について述べたい。
“ホースセラピー”というものが存在し、既に多くの効果を上げているように、馬と触れ合うということは時として不思議な安心感を得られることがある。
言葉を持たない彼らにどうやって感情を伝え、通じ合うことができるのか。
そういうことが、馬と触れ合ううちに自然とできるようになるのである。

仮にあなたが何かスポーツを始めたいと考えているのなら、一度上記を踏まえた上で乗馬を選択肢の中に入れることをオススメする。
「私、乗馬やっているんだ」に必要なものはそう多くないのだから。
あなたも是非、つぶらな馬の瞳に癒されながら週末を優雅に過ごした気分になってほしい。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「ぶらっくまぐろ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
広告代理店。独身。
関西生まれ。
好きなものはテレビと馬と食とタバコとお酒と異性。

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