あらゆるモノをIoT化!? デバイスに音声認識機能を与えるハードウェア・モジュール「ReSpeaker」がスゴイ

access_time create folderデジタル・IT

respeaker_1自宅のあらゆるモノが、自分の声に応じてくれるようになったら。そんな願望をかなえてくれるプロダクトが、Kickstarterに登場。わずか数日で目標額の2倍以上を達成したところから、注目度の高さがわかる。

「ReSpeaker」 は、任意のデバイスに声によるコマンドや、問い合わせ等に答える能力を与えるモジュール式のボイスインターフェイス。家電製品のコントロールから、人の声に応じるロボットの作成まで幅広く対応。ユーザー自身が制御したいと思うモノに、USB経由またはケーブルにつなぐだけで、音声認識を実現する。

・オフライン環境でもシステム構築が可能

respeaker_2ボードにはMT7688のWi-Fiモジュール(Linuxベースで802.11n Wi-Fiをサポート)と、内蔵型高性能マイクを搭載。

その他、SDカードスロット、マイクロUSBポートなど、音声制御・認識に必要な装備はすべてそろっている。Google Speech APIやAmazon Alexa Voice Servic、Microsoft Cognitive Servicといった、クラウド型音声認識サービスと組み合わせることも可能だ。

さらにうれしいのは、インターネットが接続できない環境でも、システム構築ができること。SDメモリに音声認識ソフトウェア「PocketSphinx」をインストールすれば、オフライン環境でも、ボイスインタラクションシステムを構築できるという。

・専用アプリでさまざまなアクションを実現

respeaker_3機器ごとに異なるアクションを組み込めるため、接続後の生活は快適そのもの。専用のウェブアプリも豊富に用意されているので、それを使えば、どんなことでも実現してしまう。ステレオから音楽を流すのはもちろん、会議室の予約から天気の確認まで自由自在だ。

手軽なIoT化もうれしいが、特別な知識もなく、音声制御機能を“自作”できるのが、本品の大きな魅力。短期間で資金調達に成功した理由も、そこにあるのではないだろうか。

プロジェクトの公開は、9月23日まで。製品のプレオーダー価格は、49ドル(約5000円)から受け付けている。

ReSpeaker/Kickstarter

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. あらゆるモノをIoT化!? デバイスに音声認識機能を与えるハードウェア・モジュール「ReSpeaker」がスゴイ
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。