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参院選29万票で落選……山田太郎氏インタビュー(上) 「ネットの神様は3つのことを守らないと認めてくれない」

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2016年7月10日に投開票が行われた参議院議員選挙で新党改革から出馬し、主に「表現の自由」を掲げて29万1188票を集めながら落選した山田太郎氏。ガジェット通信では選挙前にもインタビューを実施しましたが、選挙後にもお話を伺うことができました。前半では、約29万票という投票数の影響や、選挙戦の戦略についてお聞きしています。

<参考記事>
選挙直前!山田太郎参議院議員インタビュー(上) 「表現の自由を守る活動をしてきた人たちにリスクを取っている」
http://getnews.jp/archives/1479277 [リンク]

選挙直前!山田太郎参議院議員インタビュー(下) 「国会の中に表現の自由を守る勢力を作る必要がある」
http://getnews.jp/archives/1479281 [リンク]

「政界でもみんなびっくりしている」

--まず、約29万票という得票数を、どう捉えていらっしゃるかお聞きしたいと思います。

山田太郎氏(以下、山田):実はスタートしたときに、「10万票を超えて15万票ぐらい集められれば、それはそれで大きな力になるな」と思っていました。期日前投票を含めて調査で15万票と出ていたので「そんなにいくのかな」と思っていたんですが、ふたを開けてみたら、次から次に票が伸びて、東京が開いたっていうのはあるみたいですけど、最終的に29万1188票ということで、「びっくりしたな」というのが率直な感想ですね。
その上で、野党で最大の票を取ったわけだから、議席が取れないというのは、ひとえに僕の責任が大きいな、と。これはもう本当に、票の数は皆さんから議員として申し分のないご支援をいただいておきながら、技術上の問題、政党政治の壁というのか、戦略上の誤りというのか、そういったところで皆さんの民意が議席に反映できないのは、本当に僕の責任なので「申し訳ないな」というのは、すごく感じていました。

--選挙戦の前にインタビューさせていただいたときに、「みんなが焦っちゃうくらいの票数を集めなければいけない」というふうなお話があったと思います。この約29万という数字は、それに至るものだと思われますか?

山田:そう思います。この選挙終了後、メディアのインタビューが非常に多いんですけれども、それ以上に、政界からもいろんな声が届いていて。みんなびっくりしていると。あり得ないと。

--「あり得ない」というのは?

山田:例えば、民進党さんでも、いわゆる連合とか組合の票よりもはるかに多いし、29万票なんてもうそんなに集められないですよ。だって農協の支援を受けた候補者より、はるかにいいと思うんですよ。そういうところは、すごいプレッシャー団体になっているわけでしょう。自民党サイドからも、もちろん神社本庁をはじめとした宗教系っていうのは、数がそれなりに出るけど、それでもやっぱり今、団体という形だと、そこまではとてもいかないから、旧来の選挙の方法を見直したほうがいいんじゃないかというぐらい、1つの大きなかたまりとして29万票が出た。
それで、しかも僕の場合は何かの団体の支援を受けていたわけじゃない。しがらみがあってやってきたわけじゃない中で、1つのイシュー、表現の自由というところが濃いというのが明らかな中で、その支援として、これだけの票が全国から万遍なく出ているというのは、無視できない数というか、勢力なんだということで、注目されているのは間違いないです。
僕は10から15万いけば、それはそれで1つの塊として、政治にモノを申せるのかなというところで、ターゲットをしていたけれども、それの倍ですよね。自分もはるかに超えた形での大きな力であることは間違いがないのかなと。(自民党や民進党の)組織内候補だったら2人送れちゃうからね。

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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