MeteoroiD、リリース発売記念ミニワンマン『83祭り』で”渋谷のヤミ”をお掃除!

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8月3日 渋谷REXにて、MeteoroiDの会場・通販限定音源「夏の83三角形」発売記念ミニワンマンライブ『83祭り』が行なわれた。
8月3日@渋谷REX (okmusic UP's)
4月に新たなコンセプト「平成の“ヤミ”をお掃除しましょう。」を打ち出し、「世の中、そしてヴィジュアル系シーンの歪みや鬱屈を一層しよう」という思いを込めて走り出したMeteoroiD。7月にはアメリカで開催された『TOKYO in TULSA2016』に日本のヴィジュアル系ゲストバンドとして出演し、初の海外公演を行なった。

そんな彼等のアメリカ凱旋ライヴでもあるこの日のコンセプトは、「平成の“ヤミ”祭り」。会場の渋谷REXは提灯で飾り付けられ、会場の浴衣姿のファンやハッピ姿のスタッフが目に鮮やかだ。入り口ではオリジナル印刷の団扇が配られ、祭囃子のBGMや朋夜(Dr)の陰ナレ、スクリーンに「世界は私を嫌ってる」の振り付け練習映像が映し出されるサプライズがあるなど、開演前からお祭り感が満載だった。

久しぶりのMeteoroiDのワンマンライヴとあって、ステージにメンバーが登場すると、気合いの入った大歓声が会場を包む。ライヴはこの日発売のシングル『夏の83三角形』より、「世界は私を嫌ってる」からスタートした。事前にYouTubeにアップされた振り付け練習動画でしっかり予習してきたファンが、1曲目から一体となって楽しげに踊る。そのままラテン風のメロディラインとスラッシュメタルの要素が融合したハードチューン「racrimosa」へと雪崩れ込み、フロアはたちまちヘドバン地獄と化した。夏の猛暑に負けない熱い熱い“ヤミ祭り”が幕を開ける。

エッジの効いたリフで殴りつけるような本格メタルチューン「タランチュラ」、敬礼するメンバーのパフォーマンスが楽しい「背徳者に敬礼を」など前半戦はライヴ必須のアッパーチューンが連発された。MeteoroiDの持ち味である、シーン屈指の演奏力とグルーヴ感を存分に見せつける。

幻鬼(Vo)「(ライヴがない間)みんな何してた?」

raL(Ba)「僕達はアメリカ行ってきたんですよ! ライヴ以外にも観光したりもして、楽しかったです。」

MCでは、アットホームな雰囲気でアメリカでの思い出を語った。ライヴ以外の道中でも、言葉が通じないハプニング見舞われるなど、密度の濃い時間を過ごしたようだ。

中盤のセクションでは、最新シングルよりキャッチーなダンスチューン「めんへら輪舞曲」、退廃的な世界観を歌ったラヴソング「彼女はサイコパス」、ランタンを使った演出にツインギターの妙が映えた「いばら姫」など、MeteoroiDのソングライティングセンスの高さを感じさせるバラエティ豊かな楽曲が続いた。

初披露となったミドルナンバー「黄泉の風」では、一言一言しっかりマイクに乗る幻鬼の声がバンドのグルーヴにしっかりと重なり、MeteoroiDの新たな一面を垣間見ることが出来た。この日の彼等は細かいリフやきっかけすらもぴったりと同調していて、メンバー同士でのアイコンタクトも多かった。海外公演を経て“バンドで演奏する”という事への意識がまた一つ高まったのだろう。筆者はこれまでさまざまなバンドを取材してきたが、その中でもMeteoroiDは特に成長のスピードが目覚ましいバンドの一つで、取材する度に驚かされることが多い。

「渋谷のヤミをお掃除しましょう!!」という叫びを皮切りに、本編ラストはMeteoroiDの新たなアンセム、「平成のヤミをお掃除しましょう」で締めくくられた。ファンのシンガロングと圧倒的な音圧が会場を突き抜け、多幸感に包まれる。

アンコールではなんとメンバーが浴衣に着替えて登場! ファンの黄色い歓声にメンバーも満足気だ。「アメリカですごく大スター扱いしてもらっちゃったんですよね。すごくライヴも盛り上がったし。日本に帰ってきてどう思うんだろう?って不安になった部分もあったんですが、やっぱり日本はいいなって思いました。9月1日のワンマンに向けて頑張って行きます。」と幻鬼が今後への意気込みを真摯に語る場面もありつつ、アンコールも本編に負けず劣らずの盛り上がりで“ヤミ祭り”は続く。

メンバーコールの絶叫が響いた「オトギリソウ」、初期からの人気曲「ドラキュラ」、そしてラストはファンがステージに向けてガンガン突っ込んで行くライヴテッパンのキラーチューン「呪殺」で幕を閉じた。

「ありがとう! ありがとう!」と仕切りに感謝の言葉を伝えながら笑顔でステージを去るメンバーの笑顔が印象深い。9月1日に、過去最高動員を目指して行われるワンマンライヴ『居場所の啓示』に向けて、大きく弾みをつけるような本当に熱い熱い祭りだった。

文:高崎光

撮影:Meiko.K

【セットリスト】
1:世界は私を嫌ってる

2:racrimosa

3:タランチュラ

4:背徳者に敬礼を

5:この愛を手放せば自由だろう

6:めんへら輪舞曲

7:彼女はサイコパス

8:いばら姫

9:黄泉の風

10:脈時計

11:平成のヤミをお掃除しましょう

<アンコール>

1:オトギリソウ

2:ドラキュラ

3:呪殺

【ライヴ情報】
■MeteoroiD ONEMAN LIVE マチBirthday「居場所の啓示」

9月1日(木) 高田馬場AREA

17:30/18:00

※重大発表あり

※Aチケット来場者限定特典「平成“ヤミ”JUMP」オリジナルCD「手紙」プレゼント

<チケット>

前売/当日:¥3,500/¥4,000(D代別)

A:一次先行イープラス 6月4日~6月26日販売開始

B:一般発売イープラス 7月2日より販売開始

(入場:A→B→当日)

■MeteoroiD MOBILE FANCLUB「蚕-kaiko-」会員限定LIVE「あなたが選ぶ着せ替え人形(二体目)」

9月25日(日) 新宿SAMURAI

17:00/17:30

<チケット>

前売/当日:¥3,500/¥4,000(D代別)

A:MOBILE FANCLUB「蚕 -kaiko-」

8月7日(日)より受付開始

http://meteoroid-kaiko.com/

■流星音楽団 ~Acoustic Live 2016~

10月12日(水) 恵比寿天窓.switch

17:00/17:30

<チケット>

前売/当日:¥3,000/¥3,500(D代別)

A:MOBILE FANCLUB「蚕 -kaiko-」

8月7日(日)より受付開始

http://meteoroid-kaiko.com/

MeteoroiD 会場・通販限定シングル「夏の83三角形」
発売中

METE-0001/¥830(税込)

<収録曲>

M-1.世界は私を嫌ってる

M-2.めんへら輪舞曲

M-3.黄泉の風

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