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映画「フォレスト・ガンプ」に学ぶ、運も味方も手に入れるまっすぐな生き方

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TM & Copyright (C) 1994 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.TM, (R) & Copyright (C) 2012 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

たった一本の映画が人生を変えてしまうことがあります。そんな「運命の映画」には、必ず「刺さるセリフ」があるものです。

映像、音楽、衣装など、総合芸術と呼ばれる映画にはたくさんの見どころがあります。中でも私たちの胸を強く打つのが、登場人物たちが語るセリフ。悩んだとき、落ち込んだとき、人生に足踏みしてるとき。たった一本の映画の、たった一言が、その後の自分を大きく揺さぶることがあるのです。そんな「運命的な映画のセリフ」を、筆者の独断と偏見でお届けするこのコーナー

今回ご紹介するセリフは、アカデミー賞主演男優賞の演技が光るトム・ハンクスの出世作「フォレスト・ガンプ 一期一会」(1995年)から。知能指数は人より低いが足だけはめっぽう早いフォレストの「半生」と、アメリカを象徴するさまざまな「事件」をオーバーラップさせながら、誠実に生きることのすばらしさを愉快に教えてくれるヒューマン・ドラマです。

私がこの映画を初めて観たのは大学生のころ。何かと物事をむずかしく考えてしまうとき、フォレストのまっすぐな生き方や、彼を温かく見守りつづけた母の教えを事あるごとに思い出させてもらったものです。そして母がフォレストに遺した最期の言葉は今でも胸に刻まれて、何があってもひたむきに前に進もうと思い改めるのです。

バカをする者がバカ

時は1950年代。アメリカはアラバマ州の方言で「うすのろ」「まぬけ」を意味するガンプ(gump)の名をもつフォレスト・ガンプはIQ75の少年。同級生にバカにされ、石を投げられ、スクールバスの席さえ譲ってもらえないいじめられっ子です。しかし母から教わった「バカをする者がバカなのよ(だからあなたはバカじゃないのよ)」の言葉を受けて、とことんまっすぐに育ちます。

そして月日は流れ、フォレストは高校生に。なおもいじめられていた彼はクルマで追いかけてくるいじめっ子たちを脚力で振り切って、そのままアメフトのグラウンドに乱入。脇目も振らず選手の誰よりも早く駆けぬけて、その足を大学に見初められたところから彼の人生が転がりはじめます。

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その人生は運命なのか、風に吹かれているのか。フォレストはアメフト選手として活躍したのち、大学卒業後は陸軍の一員としてベトナム戦争へ。そこで出会った、エビのことなら何でも知っている黒人のババに「帰国したら一緒にエビ商売をやらないか」と持ちかけられます。ババは無念にも銃撃に倒れますが、フォレストは彼との約束を守り、帰国後にエビ漁を開始。ふたりの名をとってババ・ガンプ・シュリンプ社を設立し、戦地で上官だったダン小隊長とともにエビ・ビジネスで成功を収めます。しかし得たものがあれば、失うものもある。フォレストは最愛の母を病気で亡くすことになります。

人生はチョコレートの箱

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