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サメ怖すぎ『ロスト・バケーション』監督インタビュー「『ゼロ・グラビティ』の様に頭脳を使って不可能な状況から脱出するサバイバル」

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みんな大好き“サメ映画”の最新にして最恐! ブレイク・ライブリー主演映画『ロスト・バケーション』が7月23日より公開となります。休暇で秘境のビーチに訪れた主人公がサメに襲われ、負傷した中で満潮までの時間と闘うサバイバル・アクションです。

「もうやめてあげて!」と叫びたくなるほどのアクシデントの連続、一瞬も安心出来ないサメからの攻撃……。86分にギュッと濃縮されたこの物語は、この夏最もスリリングな時間をアナタに与えてくれるでしょう。

監督は『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』等で、緊迫した傑作サスペンスを生み出してきたジャウム・コレット=セラ監督。今回は電話インタビューにて、『ロスト・バケーション』についてお話を伺いしました。


―作品大変楽しく拝見しました! これまでもサメの映画はたくさん作られてきました。なぜ今この映画を作ろうと思いましたか?

ジャウム・コレット=セラ監督:この映画はサメの映画というよりサバイバル映画だと思っている。私はサバイバル映画が好き。『ゼロ・グラビティ』や『127時間』のように、一人の登場人物が自分の頭脳やリソースを使って不可能な状況から脱出しなくてはならないような映画が好きなんだ。サメ以上にそのような部分に興味があった。

もちろん当時、ジョーズは何度も見た。最近はずっと見ていないけど。私の映画とジョーズはそれほど関連はないと思う。私の映画は主人公のサバイバル映画でサメは主人公のおかれた状況の中で最もありえる恐怖の比喩だと思っている。当時の技術は今は使えないからジョーズとからの影響はあまりない。技術的な側面でもこの映画を作る為のやり方を考えたんだ。

―おっしゃるとおり、『ゼロ・グラビティ』や『127時間』の様にサバイバルにハラハラしながらも、主人公を強く応援しました。緊張感あふれるシーンを作る秘訣は?

ジャウム・コレット=セラ:それは私がまさにそういう映画をつくりたいから。観客が俳優の視点でみられるように作りたい。主人公と同じ情報を観客にも与えることで、主人公と同じように苦しんだり、主人公と同様の感情を持つことができる。観客が映画の中に入りこむことができればもっと直観的な楽しみ方ができると思う。主人公が直面するのと同じ問題を与えることで同じ緊張感と持つことができる。それによってさらに映画を楽しむことができる。


―音楽、カメラの使い方についてもお聞きします。本作は突然状況が変化するスリルにあふれていますが、撮影でどんな事を意識しましたか?

ジャウム・コレット=セラ:それは対照を付けること。映画に来る人達は映画館に入った時は過去に見た似たような映画から受けた経験を持ってきている。今までに見た映画からくる理解があると思うので、最初の部分でまず新しい言語(理解)を確立することが重要。その言葉、理解が確立されれば音楽やカメラの動きを通して何かが起こるかもしれないという錯覚を与え、実際には何もおこらなかったり、主人公を演じさせるのと同じように観客も動かすことができる。

―本作を手掛けた事でサメの生体について何か発見はありましたか?

ジャウム・コレット=セラ:主にはディスカバリーチャンネルでサメ特集を見た。サメがどういうときにどんな行動をとるとか、サメの特徴、メスの方が大きいとか。メスの方がずっと傷が多いのは交尾をする時にオスと噛みつきあうからなんだ。人間とのかかわりもあるということが分かった。漁夫がサメを相手にするとずっと攻撃的になって異常な行動に出ることもあるので、その時に受けた傷もある。そういう情報をもとにこのサメを想像して作ったんだ。

―本当にリアルで恐ろしいサメの動きでした。CGで苦労した点は?

ジャウム・コレット=セラ:サメはCGだけれど、水はCGではないから、水をサメがいるかのように動かさなくてはならなかった。風船を使って水のなかからサメが出てくるようにみせたり、サメが水の中に入っていく時は大きなシリンダーを水中に投入されたり、ヒレにモーターを付けて水を動かすようにしたり。動きがある時はあたかもサメがそこにいるように(CGだとすぐにわかってしまわないように)水も動かすようにした。

『ロスト・バケーション』
亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。そこはサーファーにとって最高の楽園。医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。地形、波、風。すべてが完璧だった。母に先立たれた父と幼い妹の世話、医師となるための勉強漬けの日々から解放されるナンシー。そんな彼女の最高の休暇が一転、恐怖に支配される。一匹の巨大な人喰いサメが彼女に襲いかかった……。足を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。極限の恐怖にさらされながらも、ナンシーは冷静に生き残るためのプランを練り始める。医学の知識を生かし、着用していたラッシュガードを使い止血。サメの動きのパターンを解読。生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは?

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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