【ネット選挙】街頭演説や駅立ちの様子をアップすると…… 候補者の選挙活動が可視化される是非

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2016年6月22日に公示された参議院議員選挙。各地で各候補者が選挙活動を展開していますが、2013年に「ネット選挙」が解禁されたこともあり、その模様は『Twitter』『Facebook』などにアップされているケースが多く、画像や動画を活用する陣営も見られます。
ですが、画像や動画で街頭演説や駅立ちの様子をアップされることで、思わぬ反応が集まってしまうケースもあります。

自民党から東京選挙区で立候補している元ビーチバレー選手の朝日健太郎氏は、2016年6月23日の荻窪駅での朝の様子を画像つきで『Twitter』に投稿。

画像を見ると、選挙スタッフが旗で点字ブロックを塞いでいます。この点について「配慮がなさすぎる」といった批判のメンションが殺到してしまう事態となってしまいました。特に、朝日氏は元スポーツ選手として2020年の東京オリンピック・パラリンピックを推進する立場でもあり、身体障がい者への姿勢をこの画像で判断されてしまうことは、想像に難くないでしょう。

このように、街頭演説の内容や駅などの公共施設での選挙活動について、画像や動画でアップされたものを見ると、その場にいない人について好意的な反応だけでなく、政治的に反対の立場の有権者からの厳しい目に晒されることにもなります。各候補者や陣営は、その点にも注意しながらインターネットを活用することが求められるのはもちろん、公共ルールを守った選挙活動を心がける必要があるのではないでしょうか。

※画像は朝日氏の『Twitter』より

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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