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℃-ute「これからも5人で走りたい!」メンバーの想いへの返答……NMB48山本彩やTPD高嶋菜七らも絶賛の武道館アクト

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 日本を代表する実力派アイドル集団・ハロー!プロジェクトを牽引、結成11周年を迎えてなお輝きを増し続けている美少女アイドルグループ ℃-ute。6月20日 日本武道館にて【℃-uteコンサートツアー2016春 ~℃ONCERTO~】最終公演を開催した。

℃-ute キュートな日本武道館ライブ写真一覧

<卒業公演が相次いでいた武道館、℃-uteに訪れた穏やかとは言えない状況>

 ハロー!プロジェクトの日本武道館公演は、ここ半年、アンジュルム(スマイレージ)の福田花音(http://bit.ly/1Uqlce6)や田村芽実(http://bit.ly/1sKdhPx)、モーニング娘。の鞘師里保(http://bit.ly/1OiQ7TR)や鈴木香音(http://bit.ly/28MMdsZ)と、卒業公演や在籍時最後のワンマンライブとして使用されるケースが相次いでおり、このたびの ℃-uteの公演は久しぶりにバイバイのない日本武道館ということで、気兼ねなく純然と彼女たちのパフォーマンスを堪能できると楽しみにしていた人も多かったことだろう。しかし、5月29日 岡井千聖が6月後半より声帯結節の治療に入ると発表(http://amba.to/28KXxoE)。結成11周年を迎えた6月11日には、萩原舞が「責任を取って、脱退ということも考えました」と週刊誌の報道について言及及び謝罪(http://amba.to/28MOxQU)、その件についてリーダー・矢島舞美も謝罪(http://amba.to/28QlUku)と、決して穏やかとは言えない展開が立て続き、ファンの間で「これからの℃-uteはどうなっていくのだろう?」と不安視する声があったのも事実だし、メンバーも「これからもみんなはファンでいてくれるだろうか?」と口には出さずも心配していたことは容易に想像がつく。

<まるでムーランルージュ! NMB48山本彩やTPD高嶋菜七らも絶賛のアクト>

 しかし、6月20日、日本武道館。大きなイベントのときは悪天候によく見舞われる℃-uteだが、雨も台風もなし。そして客席に足を踏み入れた先に広がっていた光景は、超満員のteam℃-ute(℃-uteファンの総称)、サイリウムを手に開演前から盛り上がる人々の姿。℃-uteの11年間にわたる活動への敬意、「これからも5人で走りたい!」というメンバーの想いへの返答がそこにはあった。そんな親愛なるみんなのもとへ、まるでムーランルージュの世界を体現するかのような出で立ちで現れた矢島舞美、中島早貴、鈴木愛理、岡井千聖、萩原舞は、その華麗でゴージャスな衣装を激しく軽やかに揺らしながら「男と女とForever」「人生はSTEP!」をパフォーマンス。ハロー!プロジェクトを、もっと言えば日本のアイドルシーン全体を牽引するべき存在として(事実、ハロプロメンバーはもちろん、NMB48のリーダー山本彩、東京パフォーマンスドールのリーダー高嶋菜七など、各アイドルグループのメンバーが同公演に駆け付け、終演後に大絶賛のツイートをしていた)の貫禄、実力、美貌でもって序盤から我々を魅了し、3曲目「羨んじゃう」におけるフレーズ「恋なんてしてる場合じゃないの!」も清々しいほどパワフルに歌い飛ばしたりと、前述の不穏なムードを一瞬で払拭するほどの歌声とダンスで、眼前に広がる世界をどこまでも明るくカラフルに彩ってみせた。

<「武道館のスター」岡井千聖の生誕祭 正真正銘全員掛かりのサプライズ>

 なお、同公演では、翌日に誕生日を迎える岡井千聖の生誕祭もサプライズで敢行。本人にバレないよう、ハロプロ研修生が「しーっ」と口元に指を立てながらバースデーケーキを運んだり、ステージ裏にいる岡井と敢えて関係ないMCをするよう矢島舞美と鈴木愛理と萩原舞が努めたり、その演技に1万人はいたであろう観客が一切騒ぎ立てず付き合ったり、中島早貴が先にステージへ出て行こうとした岡井を「中島が先に行けって言われてる!」と嘘までついて制したりと、正真正銘全員掛かりでサプライズを成功させるべく尽力し、岡井がステージに飛び出したタイミングで「ハッピーバースデートゥーユー」の大合唱! ウェディングドレス風の白いドレスを身に纏っていたこともあり、彼女は「結婚式みたい! ありがとうございます!」と大はしゃぎで、同公演のリハーサルで「武道館のスター」と自称していたらしい(笑)存在に相応しい生誕祭は大成功を収めた。また、「22歳はどんな1年にしたい?」と聞かれたスターは「現状維持」と返答。さらに愛理から「22歳ということで、可愛くにゃんにゃん(22)してほしい」とリクエストされ、「なんでにゃんにゃん? もうヤダァー!」と心底嫌がりながらも「にゃんにゃん♪」とポーズを決め、爆笑を誘っていた。

<リミッターを破壊した℃-uteに勝てるグループなどいない>

 その後も、満月に照らされた水辺をイメージした演出の中で、ひとりひとりスポットライトを浴びながら、まるでミュージカル女優のようにドラマティックに歌い舞い踊った「夜風のMessage」や、テクノポップ然としたアイウェアを発光させながら武道館をダンスフロアへと塗り替えた「デジタリック→0 (LOVE)」等、あらゆる方向に振り切れた世界観をめくるめく展開で体現していく5人。そして本編最後のブロックでは、ボーカルにおいても超エース級の実力を誇る鈴木愛理と、ソウルフルなハスキーボイスを響かせたらアイドル界ナンバーワンの岡井千聖、全くタイプが違う強烈な歌唱力の持ち主である2人が「悲しきヘブン」で壮絶なバトルを展開。とんでもなく歌が上手いアイドルは次々と生まれているものの、アイドル同士が全身全霊で歌をぶつけ合い、絡め合い、ここまで観る者(聴く者)をエキサイティングさせられる例は他に知らない。そんな衝撃的なアクトにぶったまげていると、すかさず「嵐を起こすんだ Exciting Fight!」「情熱エクスタシー」「まっさらブルージーンズ(2012神聖なるVer.)」「Danceでバコーン!」「超WONDERFUL!」とキラーチューンが畳み掛けられていき、5人はメインステージと360℃センターステージをトロッコで行き来しながら、エモーション全開の歌とダンスと笑顔に会場中を歓喜乱舞させていく。

 リミッターを破壊した℃-uteに勝てるグループなどいないのではないか。ハロー!プロジェクトのお姉さんグループという立ち位置もあるゆえ、大人のアイドルグループというイメージで留めてしまっている人もいるかもしれないが、振り切れた5人は尋常じゃないほどアグレッシヴでフレッシュでキュートで無邪気、このパフォーマンスと笑顔を見せられたら(写真をご覧下さい)℃-uteこそハロプロの、もといアイドルのど真ん中と言わざるを得ない。

<誰にも壊せないアイアンハート 前代未聞のグループになれる可能性>

 また、アンコールで鈴木愛理が「これからも℃-uteとしてたくさん成長したいですし、ハロー!プロジェクトの後輩にもたくさん背中を見てもらえるような先輩になっていきたいと思います」と語っていたが、この想いがある限りまだまだこのグループは進化の一途を辿っていくし、24歳~20歳というハロプロの中ではたしかにお姉さんアイドルではあるかもしれないが、表現者やパフォーマーの世界ではまだまだ若輩者の年齢であり、ここから更に熟練されていき、いまだかつて誰も辿り着いたことがないような領域へ踏み込める可能性だってまだまだある。おばあちゃんになっても……とまでは言わないが、それぞれいつかお母さんになっても「これからも5人で走りたい!」と℃-uteを継続/成長させ続けるような、前代未聞のグループになれる可能性すら、この日の日本武道館からは感じ取れた。

 ハロプロの歴史を先輩として守りながらも戦わなきゃいけない℃-uteは、どのハロプログループよりも難しい課題を抱えているかもしれないが、それは他のどのグループよりも高みを目指せるということ、もっと言えば新しい価値観すらも生み出せる可能性があるということでもある。「これからも5人で走りたい!」への答えが「何があっても続けてほしい」であった以上、5人にはその可能性を信じて走り続けてほしい。誰にも壊せないアイアンハート、それが5人をどんな未来に導いていくのか。要注目である。

 むせ返るほどの砂煙
 その先にきっと素晴らしい 誰も見たことない景色
 なりふりかまわず 掴め Victory

 I believe believe believe believe
 信じる思いが無敵 愛と勇気胸に抱き 力こめて

 駆け抜けろ、アイアンハート!

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada

◎ライブ【℃-uteコンサートツアー2016春 ~℃ONCERTO~】
06月20日(月)日本武道館 セットリスト:
00.Overture(℃maj9)
01.男と女とForever
02.人生はSTEP!
03.羨んじゃう
04.心の叫びを歌にしてみた(矢島舞美・岡井千聖)
05.最高ミュージック(中島早貴・鈴木愛理・萩原舞)
06.大きな愛でもてなして(オリジナル)
07.都会の一人暮らし
08.Kiss me 愛してる
09.Please,love me more!
10.ひとり占めしたかっただけなのに
11.Summer Wind
12.夜風のMassage
13.ルルルルル
14.Midnight Temptation
15.デジタリック→0 (LOVE)
16.The Middle Management~女性中間管理職~
17.悲しきヘブン(オリジナル)
18.嵐を起こすんだ Exciting Fight!
19.情熱エクスタシー
20.まっさらブルージーンズ(2012神聖なるVer.)
21.Danceでバコーン!
22.超WONDERFUL!
EN1.何故 人は争うんだろう?
EN2.アイアンハート
WEN1.JUMP

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