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アドラー心理学にハマって離婚危機に!? 実践して大失敗しちゃった人たちの悲痛な叫び

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「ほんと、アドラー心理学とかありえないですよ!」

恨み節で記者に語ってくれたのは、墨田区在住の専業主婦・永田亜津子さん(仮名・36歳)。ベストセラーとなった『嫌われる勇気』でアドラー心理学と出会いさっそく実践した結果、夫婦生活が破たんする悲劇に至ったという。

永田さん:「夫は私より10歳も年上なのに、子どもが居ないからか私に甘えてくるようなところがあったんですよね。まあ私が褒めることで仕事を頑張ってくれるならと思って、小さなことでもなるべく褒めてあげるように努力していたんですけど、それもだんだん苦痛になってきてしまって……」

◆アドラーは「褒める」ことを否定している

永田さん:「アドラーは、“褒めることは相手を見下すことになるから褒めてはいけない”って言っていますよね。だから私も夫を褒めることを止めたんです。私も“何か褒めてあげなきゃ”っていう息苦しさから解放されるし、夫にも甘えん坊な性格を直してもらいたかったですし」

確かにアドラー心理学では「褒める」ことを否定している。理由は、褒めることは相手の自律を阻害し、承認欲求を満たす行動ばかりする人格にさせてしまうからだ。また「褒める」という行為そのものが、相手を自分の都合の良いようにコントロールしようとする上から目線の行為だとも指摘している。

◆褒めることを止めた、その後の夫婦関係は……。

永田さん:「でも私の思いは伝わらなかったみたいで、だんだん会話が減っていきました。そのうち『もう俺に興味がなくなったのか?!』なんていうので、売り言葉に買い言葉で『私から褒めてもらえないと仕事もロクにできないのか』って言ってやったんです。そうしたら大きなため息をついて、『しばらく距離を置こう』と言って家を出て行ってしまいました。これって私が大人気なかったんですかね……」

◆「部下を無条件に信頼」1000万円以上の被害を被ったイベント会社勤務・村山さん

豊島区のイベント企画会社に勤める村山直樹さん(仮名・28歳・マネージャー職)は体育会出身らしい行動力勝負の営業で成果を出し続け、20代で異例のマネージャーに昇進。穏やかな性格にも情熱的な仕事ぶりが評価され、上司・部下からの信頼も厚かった。

村山さん:「これまでは営業成績で競い合っていたので、足の引っ張り合いみたいなところも正直ありました。だから自分かマネジメントを任されることになった部署は、部下やチームのメンバーと信頼し合える関係を作りたいと思っていました。アドラーの『他者信頼』の教えは素晴らしいと思いましたよ」

◆チャレンジングだが、リスクも高い企画に挑戦したいと相談され……。

イベントが重なる繁忙期シーズンに部下から提案された企画は、チャレンジングで攻めた企画ではあったが、失敗のリスクも大きかったのでGOを出せずにいた。しかし、部下からは、「どうしてもやりたい」「責任は絶対取ります!」と懇願され、無条件に信頼して許可を出したという。

村山さん:「一切の条件をつけずに無条件で信頼してやらせました。部下は生き生きとして仕事に取組んで本当に頑張っていたので、アドラーの教えに従って良かったと思っていました。でも……」


部下からは退職届が送られてきて出社してくることはなかった……

村山さん:「イベント直前になって、突然部下から退職願が送られてきました。もちろんその後出社してくることはなく、上司である私が尻を拭くことになりました。結局イベントは大惨敗。4桁万以上の赤字が出ました。後日メールで謝罪がありましたが絶対に許せません」

 ◆ ◆ ◆

アドラー心理学は正しく理解するのが難しいといわれる。それだけにあまり深く考えずに実践すれば、それだけのリスクも伴う。アドラーの教えは、社会の建前に縛られることなく、自分の幸福を求める価値観を手にすることができる考え方といえるが、決して妄信的にならずに、相手の反応を見ながら十分に注意して実践するのがいいだろう。

(新刊JP編集部)

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