ガソリン強奪・ヘリの騒音他…… 熊本地震の報道取材のあり方に関し寄せられた意見をBPOが発表

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2016年4月14日から熊本県・大分県で相次いで発生した大きな地震、いわゆる熊本地震では、災害時のマスコミ報道のあり方についてインターネット、SNSを中心にかつてないほど批判が巻き起こったように思われる。

1(中) 不足している食料を現地調達して被災者から奪う(毎日放送、TBS系列)
2(右) 駐車スペースを占拠して炊き出しを妨害
3(左) ヘリコプターの騒音で住民への緊急放送を掻き消す
4(一) 列に割り込んで貴重なガソリンを強奪(関西テレビ、フジテレビ系列)
5(三) ガソリン強奪を正当化するために事実を捏造(仙台放送、フジテレビ系列)
6(二) 雨宿りしていた子供をずぶ濡れにさせる(読売テレビ、日本テレビ系列)
7(遊) 避難者やボランティアから避難所の椅子を奪う
8(捕) 用を足している人がいるのに避難所のトイレを撮影(テレビ朝日)
9(投) 避難者に強力ライトを照射して嫌がらせ(日本テレビ)
継 数々の悪行を働き取材禁止になるも無視(日本テレビ)
抑 迷惑行為を繰り返して避難者に怒られる(TBS)

と、「不適切行為で打線が組まれる」といったことも行われていた。

参考;平成28年熊本地震でマスコミ取材陣の不適切な行為が多発 ネットでは「強力な打線」も組まれる
https://getnews.jp/archives/1453814[リンク]

そんな中、放送倫理・番組向上機構(BPO)は、「2016年4月に視聴者から寄せられた意見」をサイトで発表した。
http://www.bpo.gr.jp/?p=8619&meta_key=2016[リンク]

そこでは、
・ヘリコプターの騒音で住民への緊急放送を掻き消す
・列に割り込んで貴重なガソリンを強奪
・雨宿りしていた子供をずぶ濡れにさせる(ミヤネ屋)
・用を足している人がいるのに避難所のトイレを撮影
・避難者に強力ライトを照射して嫌がらせ
・不足している食料を現地調達して被災者から奪う
などといった、前述の「打線」の中のものも多数掲載されている。
今回寄せられた意見を、マスコミの方々は今後参考にしてくれるのだろうか、
果たして……。

※画像は『BPO』のサイトより引用

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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