体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

大人気ミステリーシリーズが遂に映画化! 『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』主演・玉木宏インタビュー

玉木宏-14

ミステリー作家の島田荘司が、探偵・御手洗潔を主人公に描く人気シリーズの一作「星籠(せいろ)の海」を映画化した、『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』。『相棒』シリーズの和泉聖治監督がメガホンをとり、“和製シャーロック・ホームズ”と名高い探偵・御手洗潔の活躍を描いています。

主演は、原作者の島田先生自身が直々に“指名”したという、俳優の玉木宏さん。美しくも変わり者の天才能学者を熱演しています。ガジェット通信では玉木宏さんにインタビューを敢行。映画について、御手洗潔という役柄の難しさについて、色々とお話を伺ってきました。

(撮影:周二郎探検隊)

sub2_large

―「御手洗潔シリーズ」は、2015年にドラマ『天才探偵ミタライ〜難解事件ファイル「傘を折る女」〜』がありましたが、映画版の制作が先に決まっていたそうですね。改めて「御手洗潔」という男を演じてみていかがでしたか?

玉木宏:ちょっと現実離れした人だと思うので、演じる時は無機質で体温も季節感も感じない様な人物を意識しました。彼は淡々としているけど、周りが翻弄されている事でスゴさが分かるという。お芝居をしている時は感情が揺れ動くから楽しいのであって、御手洗を演じる時には制限をかけないといけないので、その窮屈さが御手洗を演じるという事なのかもしれません。

―特に意識した事はどんな事でしょうか。

玉木宏:彼はサディスティックなキャラクターではありますが、犯人が分かっていても追いつめない優しさもあって。それは心理学を学んでいるからかもしれませんが、冷たさの中にある優しさを意識しました。あと、『ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録』というコミック版があるのですが、ヴィジュアルはコミックに近づけました。

―御手洗を玉木さんが演じる事は『探偵ミタライ』シリーズ原作の島田荘司先生の直々のご指名という事ですが、その事を聞いた時はどう感じましたか?

玉木宏:本当に有り難いと思いました。演じる前が一番プレッシャーがあったのですが、プレッシャーを感じているだけでは前に進めないので、島田先生とお話をしたり監督に相談して役作りをしました。島田先生にお会いして思ったのは、島田先生が御手洗なんだなと。生みの親であり、少し自分を投影しているのかもしれないなと思いました。

小説というのは読んでいる人がヴィジュアルや声を想像するので、全ての人を説得出来るとは思っていませんが、今僕達が出来る最も近い形がこれなので、そこについては自信を持っています。

―御手洗にご自身との共通点を感じる部分はありますか?

玉木宏:自分との共通点を見つけて芝居をする事は無いので、自分がどこまで役に近づけるかですね。御手洗の場合は頭の回転が人よりもとても速いので、なかなか追いつけないのですが(笑)。

玉木宏-7

―本作は瀬戸内海のロケ地がすごく美しく、映画を観ていて、謎解き物としてはもちろん景色をたっぷり楽しみました。

玉木宏:推理物ではあるのですが、歴史物でもある面白さがありますよね。僕は「福山」を訪れたのも初めてだったのですが、坂本龍馬にゆかりのある「鞆の浦」に行って、瀬戸内海の穏やかな造りを利用した日本ならではの良さを感じました。御手洗という男はもともとインドアで、ずっと部屋の中にいるイメージだったのですが、映画はオールロケでたくさんの人に会って対峙するのでバランスも考えました。

1 2次のページ
藤本エリの記事一覧をみる

記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。