「ネットと車」使った新しい遊び オフ会に180人集まる

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「車載オフ」を取材したニコニコカー

 動画を使った車の新しい楽しみ方、”車載”が近年広がりを見せている。そんな車載をする人達が集まるオフ会が10月15日に相模湖リゾートプレジャーフォレストで開催された。会場に180人を超える車載好きが集まり、その独自の文化や、車載用に改造された車を披露した。

 ”車載”とは車の助手席などに乗せたカメラで動画を撮影したり、インターネット放送をすることを言う。国道なのにやたらと荒れ果てたヒドい道ばかりを撮影した”酷道”動画がその代表で、動画を見るだけで全国各地のドライブ気分を味わえる。車載の生放送も人気で、「ニコニコ生放送」では寄せられるコメントと対話しながら景色を楽しむ放送も見られる。

現地から生放送を行ったココ先生(左)と伊予柑(右)

 今回のオフ会はそんな車載動画、車載放送の愛好者たちが集まり、その独自の文化を披露した。車載好きの間では「今ココなう!」というGPSを使って自車の位置を表示するサービスが使われている。このサービスで誰かが車載放送をして遊んでいるのを見つけるや否や、まるで近所の友達に会う感覚で数十キロを走って会いにいってしまう……そんな車ならではのダイナミックな遊びが行われているのだ。実際にオフ会を取材にいったニコニコ動画の「ニコニコカー」も「今ココなう!」システムで参加者に発見され、走行中にすぐそばまで参加者が訪れる場面があった。

カメラを積んだ車

 参加者の車も個性豊かなものだった。三脚を車の上に立てて高所から撮影を可能にした車や、ハンドルを回すと屋上のカメラが回る車など、撮影用に改造された車ばかりだ。運転をしながら画面が見られる改造バイクもあるなど、四輪車以外にも参加が見られた。

 若者の車離れが叫ばれる中、車を好きなキャラクターでペイントする「アニメと車」の”痛車”、最先端のハイブリッド技術で「環境と車!」を考えた”エコカー”など、車と人の新しいスタイルが確立しつつある。「ネットと車」で遊ぶという新しい領域でのムーブメントも、今後は期待できそうだ。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] ニコニコカーが取材した「車載オフ」を視聴する – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv66507424?po=news&ref=news#3:14

(伊豫田旭彦)

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