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もう沈黙は怖くない!気まずい沈黙を打開する会話のコツ

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沈黙が苦手な方、いませんか? ビジネスでもプライベートでも、沈黙が少し訪れただけでいたたまれなくなり、自分から無理やり話を広げようとして、逆に気まずい雰囲気になってしまう。会話が上滑りしてしまう。そんなシーンに心当たりはありませんか。

気まずい沈黙が訪れたときには、どう打開すれば良いのでしょうか。今回は、「沈黙が怖い」という方のために、沈黙を打開する会話術をご紹介します。


ビジネスシーンで役立つ会話術とは

クライアントとの交渉や打ち合わせ、上司とのミーティングなどで、ふと会話が途切れ、沈黙の瞬間が訪れることがあります。二度と戻ってこない貴重な時間を、沈黙に使ってしまうのは勿体ない。では、この沈黙をどのように破ればいいのでしょうか?

スポーツや天気の話は要注意!墓穴を掘る可能性も…

沈黙が苦手な人は、それがわずか数秒でも「何か話さなければ」と焦りがちです。そんなときに無理やり「ところで」「そういえば」という言葉で打開しようとすると、内容によってはさらに気まずい沈黙が訪れてしまうことがあります。

例えば、いきなりビジネスの話題とは全然関係のないスポーツの話。スポーツが好きな人にはご贔屓のチームがあるものです。下手に話を振って詳しくないチームの話をされてしまったり、相手の気分を損ねてしまったりする可能性もあるので、よっぽど確信を持っていない限りは話題にしない方がいいでしょう。

また、天気の話も微妙です。テーマがありきたりな上、「暑いですね」「そうですね」で会話が終わる可能性があります。さらに、「暑いですね」「夏ですから」と身もふたもない切り返しをされて、次に発する言葉が思いつかないという事態も起こり得ます。

沈黙を生まないための準備が大切

多くの場合、沈黙が訪れるのは準備不足が背景にあります。例えば、クライアントとの打ち合わせの時間が1時間と決まっていたら、その1.5倍から2倍くらいの準備をして交渉に臨むことが大切です。もちろん、自分だけ一方的に話し続けるのはNG。時折「この点はいかがでしょうか?」「ここまでで何かご質問はございますか?」と相手の反応をうかがいながら進めましょう。十分に準備をしておけば、沈黙が生じることもなく、相手の反応に的確な返答ができて、会話がスムーズに進むでしょう。

さらに事前準備の際、「1時間で最低限、相手に伝えるべき内容」「時間が余ったら、伝える内容」と項目を分け、それぞれの中で「最低限伝えるべき内容1」「内容2」というふうに優先順位をつけておくと、密度の濃い交渉ができるでしょう。

ただし、こちらの提案に対して相手が考えているから沈黙しているというパターンもあります。そんなときに「いかがでしょうか?」とせき立てても、気分を害してしまうおそれがあります。相手が手持ち無沙汰になっている沈黙なのか、それとも考えている沈黙なのか、反応を見ながら判断しましょう。

また、電話で話す場合も同様です。電話の場合は相手の表情が読み取れないため、沈黙が訪れると相手の心境を掴みにくい場合がありますが、事前準備ができていれば会話に詰まるということはありません。また、相手が沈黙したら「~はいかがでしょうか?」という言葉で意識的に会話をつないだり、相手が考えているようなら、少し待つ余裕を持ちましょう。ただし、あまりに沈黙が長いと、「もしもし!」と相手から切り出されてしまうので、時折「いかがでしょうか?」と反応をうかがいましょう。

相手との共通点を探る

仕事の話がひと段落して少し和やかな雰囲気になったときにも沈黙が訪れるときがあります。そんなときに沈黙が怖いからといって「では、そろそろ…」と腰を上げるようでは、いつまで経ってもクライアントと打ち解けられません。

こうした場合は相手との共通点を探るのがポイントです。例えば、「そういえば、今日の朝、○○線が止まって会社に遅刻してしまったのですが、御社に来る途中の▲▲線も止まってしまって、慌ててタクシーに飛び乗ったんです。▲▲線はよく止まるんですか?」という話を切り出せば、相手も雰囲気に応じて「そうなんですよ。アポがあるときは困ってしまうんです」などの返答が期待できるでしょう。

また「××さんのご自宅も▲▲線沿線なのですか?」などと話を展開させることもできます。相手が「今は■■に住んでいます」と答えたら、「そこは仕事でよく行くところです」などとつなげられますし、出身地の話まで広げることも可能です。

時には微笑ましい失敗談も

もうひとつは身近な「失敗談」です。例えば「めったにお酒は飲まないのですが、この前の同窓会でつい飲み過ぎてしまい、電車の中で寝てしまって気づいたら終点でした」など、微笑ましい失敗談を話すことで、親近感を持ってもらえやすくなります。

また、自分のプライベートな話を切り出すのもひとつの方法です。「私事ですが、最近結婚しまして」「先日、引っ越しまして」「ようやく一人暮らしを始めまして」といった内容も話を広げやすいでしょう。

ただし、仕事につながるような失敗談は禁物です。「営業カバンを電車に置き忘れてしまって」「相手の名前を間違えてメールを送ってしまって」といった話をされたら、笑ってもらえないどころか、「信用できない人物」というレッテルを貼られてしまいかねません。

無理に距離を縮めようとしない

クライアントと会う前、もし担当者の好みなど情報が少しでもわかっているなら、それに合わせて下調べや準備をするのは大切なことです。

しかし、どんな人でも、元気がないときやイライラしているときがあります。話していて「あまり機嫌が良くなさそうだな」と感じたら、無理に距離を縮めようとせず、別の機会にしましょう。

プライベートで会話が途切れたら…

プライベートでも沈黙で気まずくなる瞬間があります。友人から紹介された異性と初めて会うとき、趣味の集まりの場などに初めて参加したときなど、何を話せばいいかわからないという人は少なくないでしょう。沈黙を打開して会話を盛り上げるにはどうすれば良いのでしょうか?

会話をオープンクエスチョンにする

オープンクエスチョンとは、「はい」「いいえ」以外で、相手にフリーアンサーを求める質問です。沈黙を破るためには、会話をオープンクエスチョンにしてみましょう。例えば、映画の話をしているとき、「○○監督の映画は好きですか?」と聞いても、相手は「はい」か「いいえ」でしか答えられません。そこで「○○監督の映画の中では何が好きですか?」と聞けば、「□□という映画が好きです」という答えが返ってきます。そこから「私もその映画、好きなんですよ。3回見ました!」と会話の幅を広げることができます。

アクティブリスニングを心掛ける

会話をうまくつなげるためには、話すばかりではなく聞き上手になることも大切です。特に相手が話をしているときに途中で遮らないようにしましょう。

相手に心を開かせて会話を続ける方法に「アクティブリスニング(積極的傾聴)」があります。カウンセリングにも用いられている方法で、相手の会話の途中で「それは◯◯ということ?」「それは残念だったね」と相手の話を自分の言葉に置き換えてフィードバックする手法です。相手は「この人は私の話をしっかり聞いてくれている」と信頼して話をしやすくなります。なお、アクティブリスニングを超えて相手の話に賛否を示してしまうと不快に思われることもあるので避けましょう。

むしろ沈黙したほうが有利なときも

場合によっては沈黙がプラスに働くこともあります。ビジネスシーンで効果的な沈黙の活用法をお伝えします。

クレーム処理の場合

例えば、商品を購入したお客さんから「不良品だ!」というクレームの電話がきた際、クレーム内容をひと通り聞いて謝罪し解決策を提示したときに、相手が電話口で沈黙することがあります。そんなときに不安になって何度も呼びかけたり、「いかがでしょうか?」「ご納得いただけますでしょうか?」などと急かしてはいけません。この場合の沈黙はお客さんが感情を整理し、こちらが伝えたことに納得できるかどうかを考えていることが多いためです。そこで焦らせると、状況を再びこじらせてしまうことがありますので、静かに相手の返答を待ちましょう。

セールスの場合

新商品や新サービスの売り込みの際、商品の説明を話した後、少し沈黙してから相手のメリットや特典を伝えると効果的です。つまり「間を置く」ということです。間を置いた後で話すことで、それが重要な話であることを相手にうまく伝えることができます。

なお、沈黙をめぐって「我慢比べ」になることもあります。例えば、クライアントから10%の値下げを提案されたとき、即座に「それは難しいです」と答えると、相手も良い感情を持ちません。そういうときは「うーん」とうなって沈黙するのがひとつの手です。その上でこちらはできるだけ沈黙を続けて、相手から「10%は難しいですか?」と切り出させるのがコツです。そうすると、こちらが主導権を握ることができ、値下げ幅を削減できる可能性も生じるでしょう。

入念な準備があれば、沈黙は怖くない

ビジネスでもプライベートでも、コミュニケーション力が高い人、話題が豊富な人は「その場の流れに応じて会話を展開」という考え方で対応できるでしょう。しかし、コミュニケーションがあまり得意でない人や親しくない相手の場合、すぐに会話が途切れて沈黙を招いてしまいがちです。あまりに沈黙の時間が長く、また沈黙の回数が多いと、相手も不安になってしまいます。まずは沈黙の時間をなるべくつくらないよう、しっかりした準備をして臨みましょう。一方、状況によっては沈黙をうまく利用したほうが良いケースもあります。今回ご紹介した内容を参考に、「沈黙の恐怖」をぜひ克服してください。

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