『シビル・ウォー』での“スパイダーマン”は「マーベルらしい明るくて笑える要素」

スパイダーマン

先週『アメイジング・スパイダーマン』が地上派放送され、4月29日には『アメイジング・スパイダーマン2』が地上派初放送。同日には『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が公開となり、俄然盛り上がる“スパイダーマン”。

『シビル・ウォー』にスパイダーマンが参戦すると発表された時には、マーベルファンも大いに沸いたわけですが、実際は映画でどんな活躍をしているのでしょうか?

まずは物語の前提。本作はマーベルを代表するキャラクターのアイアンマンとキャプテン・アメリカが対立してしまい、ともに戦ってきた仲間であるアベンジャーズが2つのチームに分かれて戦うことになります。アイアンマン率いるチームは、アイアンマン、ブラック・ウィドウ、ウォーマシン、ブラックパンサー、ヴィジョン、スパイダーマン。一方キャプテン・アメリカ率いるチームはキャプテン・アメリカ、ファルコン、ウィンター・ソルジャー、ホークアイ、スカーレット・ウィッチ、アントマン。

アベンジャーズシリーズ以上にたくさんのキャラクターが登場する超豪華な共演だが、このチーム分けの注目ポイントをご紹介します。

まず1つ目はアイアンマンチームにスパイダーマンが参戦する点。ジョー・ルッソ監督いわく“ダークな領域”に突入するという本作ですが、マーベルらしい明るくて笑える要素としてスパイダーマンが描かれているとのこと。ジョー監督は「スパイダーマンを登場させるべきだと思ったのは、重荷を背負っていないまっさらなキャラクターを登場させたかったからなんだ。そうしないと映画のトーンのバリエーションが減り、ダークになり過ぎてしまう。笑って泣ける感情に訴える映画にするには欠かせない存在だった」と語る。実は本作で登場するスパイダーマンはまだ高校生で、彼にとってアイアンマンやキャプテン・アメリカらアベンジャーズは憧れの存在。そんなスパイダーマンがアベンジャーズと一緒にどう戦うのでしょうか?

2つ目はスカーレット・ヨハンソン演じる女戦士ブラック・ウィドウがアイアンマンチームという点。ブラック・ウィドウはキャプテン・アメリカと仲が良く、自分勝手なアイアンマンとはあまり仲良くはありあませんでした。そのためスカーレット・ヨハンソンは「普通に考えればブラック・ウィドウはキャプテン・アメリカ側につくはずよ。でも彼女は個人的な感情よりも戦略的に決断を下すタイプなの。最も抵抗の少ない道を選ぶことは必ずしも悪いことではないと思うわ」と持論を展開。ブラック・ウィドウの動きにも注目です。

最後3つ目はどうしてアイアンマンとキャプテン・アメリカが戦うのかという点。本作は今まで人々を守るため自由に活動してきたアベンジャーズを、政府の管理下に置くという案が浮上してきたことから始まります。アイアンマンとキャプテン・アメリカは意見の違いから、ついにはアベンジャーズを巻き込む戦いに発展してしまうのです。アイアンマンは市民を危険に晒してしまったという思いから政府の管理下に入ることに賛成。しかしキャプテン・アメリカは反対。それにはかつての親友であるバッキ―(ウィンター・ソルジャー)の存在が関係していて……。ついにはアベンジャーズを二分する禁断の戦い(シビル・ウォー)に発展してしまいます。果たしてアベンジャーズを巻き込んだ戦いの行方は一体どうなるのでしょうか? ぜひ劇場でチェックを。

【映画クロスレビュー】壮大すぎるスーパーヒーロー大戦! 新キャラの存在感もバッチリ『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
https://getnews.jp/archives/1452128

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 『シビル・ウォー』での“スパイダーマン”は「マーベルらしい明るくて笑える要素」

藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。