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多くの人が見逃しがち 自律神経の乱れによる難聴

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最近、テレビの健康番組などでも見かけることが多くなった「自律神経」という言葉。その重要性は認識しつつも、実際に自律神経が乱れたとして、身体のどこにどのような不具合が生じるのかまでは分からない。
自分も含めて、自律神経に対してその程度の知識しかないという人は少なくないのではないだろうか。
 
そして、『1分で耳がよくなる! 今野式聴力回復 水琴鈴スティック』(今野清志著、永岡書店刊)によれば、自律神経の乱れが重度の難聴につながることもあるようだ。

――今野さんが提唱されている「水琴鈴スティック」を使ったセルフケアでは、最短どれくらいで効果を実感できるものなのでしょうか。

今野:早い人だと、数日から一週間ほどで、聞こえづらさ・耳鳴り・耳閉塞感などが改善していきますね。

――効果が出やすい人というのは、どういう人ですか。

今野:ご高齢の方は効果が出やすい傾向があります。というのも、耳鼻科に行ったものの、「もう歳だからしょうがない」と匙を投げられてしまうケースが少なくないからです。

このような場合、言ってみれば、何もせずに放置していたわけですから、ちょっとしたきっかけを与えるだけで、比較的簡単に「あ、聞こえる」となります。

――そんなにも分かりやすく効果が出るものですか。

今野:出ますね。それに高齢者の方というのは、再びコミュニケーションをとれるようになったことへの喜び方がすごいので、見ているこちら側にも強烈なインパクトを残します。

でも考えてみれば、それまで「女房が何を言っているのか分からない」だとか「息子の言っていることが聞き取れなかった」といったストレスを抱えていたのが解消されるわけですから、それはたしかにうれしいでしょうね。

相手の言っていることを聞き取れるからこそ、相手に反応を返せる。反応を返せれば、相手からも言葉が返ってきて会話がつながっていく。こうしたケースを見るたび、聞くことはコミュニケーションの起点なのだと実感します。

――逆に、効果が出にくいケースもありますか。

今野:あります。いちばん時間がかかるのは、自律神経が麻痺してしまっているケースですね。この状態だと、血流が滞り、耳が聞こえづらくなってしまうのです。

自律神経というのは、一年や二年で悪くなるものではありません。十年、二十年という長い時間をかけて、少しずつ悪くなっていくものです。それだけに、本人が気づいたときには、すでにかなり悪化していたというケースが多い。

このような場合、水琴鈴スティックを使うだけでは不十分で、自律神経を整えることから始めなければなりません。

――具体的には、どのようなエクササイズをすればいいのでしょうか。

今野: とにかく全身運動をすることです。たとえば、本書でも紹介している「エア縄とび」。これは文字通り、縄を持ったつもりで縄とびをするように、その場でジャンプするというものです。

この動作は脚力だけでなく腹筋や腰の力が必要になり、肩や腕なども動かすので、全身の血流を促し、心肺機能を高める効果があります。その結果、呼吸が深くなり自律神経のバランスが整いやすくなるのです。

――最後になりますが、読者の皆様へメッセージをお願いします。

今野:耳の聞こえが悪くても、絶対に諦めないで下さいということをお伝えしたいですね。これまでお話してきように、必ず聞こえを悪くしている原因はあるものなので、それを少しずつ改善していけば、聴力は必ず回復します。

だからこそ、耳の聞こえが悪いことは決して恥ずかしいことではないという点も強調したいところです。

先ほどはご高齢の方の例を出しましたが、40代や50代でも、「耳の聞こえが悪くなった」と感じ、当院にお見えになる方は少なくありません。でも、この年代の方はつい「この歳で難聴だなんて恥ずかしい」と隠してしまうことが多いんですね。

でも、こうしたことを隠したままコミュニケーションをとり続けてしまえば、相手にしてみると「この人には自分の言っていることが伝わっているのだろうか」と懐疑心を持ったまま話すことになります。これでは人間関係が悪くなってしまいますから、その悪循環を抜け出すためにも、まずは「聞こえが悪くなっている」という現実を受け止め、まわりにもそのことを伝えるということから始めていただきたいですね。
(新刊JP編集部)

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