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夫は何もしない、妻は直感で行動、夫婦円満な住宅購入の秘訣とは?

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夫婦といえども、もとは他人。大きな買い物である住まい選びでは、夫婦間の温度差や価値観の違いから、喧嘩になることは少なくない。そこで男女脳の違いをひもとく専門家のアドバイスを参考に、住宅購入で感じたパートナーの「残念な行動」の対策を探ってみた。

妻は「動かない夫」に、夫は「直感で判断する妻」にイライラ!

住宅を購入した先輩たちに、購入に至るまでのパートナーの「残念な行動」についてアンケートを実施したところ、夫と妻それぞれが全く異なる結果となった。まずは妻が感じた「夫への不満」から見てみよう。

【図1】妻が感じた夫の残念な発言・行動ランキング(有効回答数100件)(SUUMO新築マンション編集部調べ)

【図1】は、新築マンションを購入するときに感じた妻の「夫への不満」の結果だ。妻が感じた「夫の残念な発言・行動」の第1位は、「自分は何もせずに妻にまかせきり」にすること。具体的な声はというと……、

「モデルルームの予約、情報収集など、すべて私に任せきり。夫はそのなかから『いい』『ダメ』の判断をするだけ」(43歳・女性)

「夫は『君に任せる』と言ったのに、私が選んだマンションには『センスがない』とダメ出しばかり。だったら最初から自分で動いてよ!」(45歳・女性)

などといった不満が多かった。

仕事が忙しくて疲れているのか、ただ面倒なのか……。共働き夫婦や、子育てで大忙しの最中なら、妻の怒りはさらに増すだろう。「文句を言うなら自分で情報を収集して代案を!」という妻たちの叫びが伝わってくる。

【図2】夫が感じた妻の残念な発言・行動ランキング(有効回答数100件)(SUUMO新築マンション編集部調べ)

一方、【図2】の結果は、夫が感じた「妻の残念な発言・行動」について。1位は、「直感で購入するマンションを決める」こと。続いて2位が「予算を考えずに理想で買おうとすること」となった。いずれも、モデルルームを見学したときに、「いい!」と思った直感や、現実的なデータよりも理想を判断材料にしてしまう妻に、夫は不満を感じるようだ。

具体的な夫の声はというと……。

「1軒見ただけで決めてしまった。ほとんど妻の直感で決まったようなもの。ほかと比較するとか、もう少し検討する時間があっても……と思うが」(50歳・男性)

「明らかに予算オーバーなのに妻は『自分が働くから大丈夫』と、現実的でないことを言った」(38歳・男性)

妻がプロジェクトリーダーになって夫に“タスク”をお願いしよう

このような夫と妻の不満を軽減し、円満・円滑に住まい選びを進める方法はないだろうか。

「何もしない夫に『いつか手伝ってくれる』と期待してもムダです」と話すのは、脳科学の見地から男女の感性の違いを読み解く専門家、感性リサーチ代表の黒川伊保子さんだ。「男女の感性は真逆であり、自分とは異なる遺伝子を求めて、感性が異なるタイプの異性と結婚することが多い。だから『なぜ、やってくれないの!』などと、イライラしてしまう」のだそう。

イライラせず、物事をスムーズに進めるには、「妻が“住まい選びプロジェクト”のリーダーになればいい」と黒川さんは提案する。

「男性脳は、責務を果たすことで快感を覚える特性があります。だから、妻がプロジェクトリーダーになったつもりで、夫に“タスク”をお願いすればいい。多くの男性は仕事を確実に行うことが得意なので、上手に依頼すればきちんと実行してくれるでしょう」

その際、3つのポイントに注意してお願いするといいようだ。

1つ目は、できるだけ具体的な内容で依頼すること。純粋に作業に取りかかればいいという状況になれば、夫はやるべきことに集中して取り組む。

2つ目は、「細かいゴールを設けること」。「この日までにこれをやってほしい」と〆切を設けて、時折「がんばろうね」と声をかけることで、夫もやる気になってくれるハズ。

3つ目は、夫がタスクを完了したら、必ず感謝の言葉を伝えること。そこで初めて男性は責務を果たした満足感を得られるのだという。

エクセルを利用して上手にタスク整理

では、具体的にどのようなタスクを夫にお願いすると効果的なのか。

SUUMO新築マンション編集部で、実際に住まいを購入した先輩たちへ取材したところ、多くの人がビジネスの現場で頻繁に使われる、表計算ソフトの「エクセル」を使っていたことが分かった。利用の目的はさまざま。ローンの完済までのマネープランをまとめたり、見学した複数の物件を比較できる表を作成したりするなど、複雑な情報を一覧できるようにし、比較・検討しやすいように整理している。

このエクセルでの情報整理は、夫が行うケースが多いように思える。仕事で慣れている人もいるだろうが、数字でしっかり検証することが好きで、納得してから購入したいと思う男性は多いのかもしれない。

そこで、夫が住まい探しに協力的ではない場合、妻は「見学した物件情報を比較できるように、エクセルで一覧表にしてくれたら助かるな」「私たちの家計がどのようになるのか、シミュレーションできたらいいな。エクセルでまとめてくれない?」などと、お願いしてはどうだろうか。

任された夫はタスクを実行し、責務を果たすことに充実感を覚えるかもしれない。何よりも“家選びプロジェクト”に参加すれば“自分事”になるので、購入した家への愛着につながっていくと黒川さんはいう。もちろん、エクセルで整理された情報は夫婦間のミーティングでも役立つはずだ。

比較・検討も大事だが、「女性の直感」も大切に

ただし、「最初からエクセルの表だけで比較・判断せず、女性の直感を大切にしてあげてほしい」と黒川さんは注意を促す。

男性脳は「合理性の回路」で、女性脳は「直感の回路」になっており、これは全く違うもの。男性は“ベストワン”を見つけようと合理的に考えるため、数字が並ぶ表を見て、「この部分はマイナスポイントだよね」と、まずリスクを指摘して判断する傾向があるのだ。

一方で女性は、モデルルームを見学したときに感じた直感を判断材料として大切にする。この女性の直感は、ビジネスの現場でも数多く採用されている。例えば、「来年の流行色」を女性の直感を参考に決定し、商品に反映することで、実際に高い売れ行きにつながる例もあるという。

「複数の物件を見学するときは、同じ時間帯や天候など、できるだけ見学する条件を合わせてほしい。そして、そこで感じた女性の直感は、1つの指針として大切にしてあげてください。そのうえで、エクセルで表にまとめた詳細な情報を確認しながら話し合うことで、夫婦円満に、かつ満足度の高い家探しにつながる確率は高まると思います」と黒川さんはアドバイスする。ぜひ、参考にしてほしい。

取材・文/高島三幸●取材協力

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)

感性リサーチ代表取締役。男女脳論をはじめ、“ことばが脳にもたらす気分”を読み解く語感分析などを専門とし、テレビ、雑誌、講演会等で活躍。『夫婦脳』『家族脳』(いずれも新潮文庫)など著書多数。●調査概要

[先輩購入者100人に聞いた 家を買うとき残念な行動ランキング]より

・調査期間:2015年9月1日~2015年9月3日

・調査方法:インターネット調査(エコンテ)

・有効回答数:過去2年間に新築マンション購入経験のある既婚の男女各100人●「住まい選びのエクセル術」公開中!

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記事はこちらから
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/04/107906_main.jpg
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