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TSUTAYA の”目利き”が選ぶ!「今、本当にオススメしたい文庫」

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 出版不況が恒常化している昨今、超大物作家の最新作でも、「重版」が困難と言われています。名作であっても読者の手に届く前に絶版扱いとなり、書店から消えてしまうケースも少なくありません。

 そんな出版業界への起爆剤として、株式会社 TSUTAYAが展開するのが「復刊プロデュース文庫」プロジェクト。同プロジェクトは、全国835店舗の「TSUTAYA BOOKS」「蔦屋書店」 の書店員が、すでに絶版となった文庫本の中から良書を発掘し、再び読者の手に届けようという試みです。

 今回、企画に先立ち、2013 年 12 月~2015 年5月の間に、試験的に11 作品を復刊させた結果、そのうち9 作品に重版がかかるという異例のヒットを果たしています。特に、代表作<木枯し紋次郎>シリーズで知られる作家・笹沢左保さんによる、全編会話文のみで構成された異色の短編集『どんでん返し』(双葉文庫)は、復刊後の販売部数が 11 刷 9 万部に達するという快挙を成し遂げました。

 本企画では、絶版本の中から全国のTSUTAYA書店員が110作品を推薦。その中で、「今、本当にオススメしたい文庫」恋愛部門第1位の栄冠を手にしたのが、推理作家・松尾由美さんのファンタジー小説『九月の恋と出会うまで』(双葉社)です。

 同作の推薦理由について、今回企画を担当したTSUTAYA 三軒茶屋店書店スタッフの栗俣力也さんは「今回、『九月の恋と出会うまで』を選んだポイントは、時間ミステリー&恋愛小説という今の読者ニーズにあった内容であり、また読後感が素晴らしい作品であるため。最近の恋愛ミステリーは精神的な内容に片寄りすぎており本来の物語としての意味を失くしてしまっている中で、読者に物語として完成度の高い恋愛小説を読んでいただける、貴重な機会になるのではと思います」とコメント。同作は2月9日より、全国のTSUTAYAで販売中です。

 同プロジェクトは、4 月・6 月・8 月に復刊が決定しており、以降年間約 12 冊を復刊予定です。様々な理由から、名作にも関わらず絶版となり、埋もれてしまっていた本を手に取ることができる絶好のチャンス、ぜひこの機会を利用してみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
http://www.ccc.co.jp/news/2015/20150205_004914.html

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