『シュタインズ・ゲート』の志倉千代丸氏「私、中二病なんですよ」

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志倉千代丸氏

 『シュタインズ・ゲート』、『GOD EATER(ゴッドイーター)』、『ダンガンロンパ』など話題のゲームを手がけるクリエイターが集合し、幅広いトークを行う番組「志倉千代丸×富澤祐介×齊藤祐一郎 超最前線クリエイター生トーク!<ゲームの電撃チャンネル>」が2011年9月9日、ニコニコ生放送で放送された。志倉千代丸氏はクリエイターとして「大人になりすぎてはいかん」と、”中二病”(思春期のような考えや行動をすること)のススメを説いた。

 気鋭のクリエイターが集合したということで、番組では視聴者から多くの質問が寄せられたが、特に「クリエイターになって気付かされたことは?」という質問には、「深すぎですね・・・」とうなりながら、三者三様の興味深い回答が得られた。

視聴者の質問に考え込む(左から)志倉千代丸氏、齊藤祐一郎氏、富澤祐介氏

 まず『GOD EATER』を代表作に持つ富澤氏は「納期」と答える。学生の頃は自分が作りたいだけ作り続けて納得いってから世に出していたが、仕事として始めるときは同時に納期があり「理想論だけでは作れない」と折り合いをつける難しさを語った。また『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』などに携わってきた齊藤氏は、プランナーとしての経験も振り返りながら、仕様書や企画書の重要性を説いた。このような意見に対し、視聴者からは「夢が無い」「現実的すぎる」というコメントが書き込まれたが、一方で『シュタインズ・ゲート』などを手がけた志倉氏は、

「男子たるもの、大人になりすぎてはいかんなと。大人になりすぎちゃうと、クリエイティブやる上で全然面白くなくなってくるんですよ。だから、大人になろうとしなくていいし、僕も大人になろうと思ったことはないんですけど、いつの間にか歳くっているただけ。まさかオヤジになるなんて思ってないじゃないですか。そういう意味では、どこまで行っても、マジメに『私、中二病なんですよ』とギャグじゃなく言えちゃうくらい、止まってるし、止まっていたいなと思う」

 と自らの信条を語り、”中二病”のススメを説いた。

 司会を務めた声優の鹿野優以さんも、「大人になると、確かになんか小さくなりますよね。これはこうやった方が上手くいくというのが、だんだん経験で分かってきちゃうから。それを『そんなの知らん!』としてやれる中二病的な考えは大事ですよね」と、志倉氏の意見に同意していた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]「クリエイターになって気付かされたこと」から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv62450125?po=news&ref=news#1:24:54

(鏡)

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