民主・馬淵氏、ニコ生で素顔を見せる「ボディビルは日常、趣味はサーフィン」
民主党の馬淵澄夫氏は2011年8月31日午後、ニコニコ生放送の「独占インタビュー」番組に出演した。馬淵氏は視聴者からの質問に一つ一つ答えながら、民主党代表選の舞台裏で感じたテレビの時間配分の不公平さ、福島第一原発の視察へ行くときの家族の言葉などを明かした。また、趣味と報じられていたボディビルについては、「趣味ではなく”日常”」と強調するなど、素顔の部分を多く見せてくれた。
「質問時間を含めて公平性に欠きますね」――民主党代表選に立候補した馬淵氏が、連日のテレビ出演で困ったことについて一番に挙げたのは、議論や質問での時間配分の「不公平さ」だ。日本記者クラブ主催の公開討論会後の記者の質問についても「すんげぇ偏ってたでしょ」と苦笑いした。また「テレビで相手の言葉をさえぎってかぶせて、っていうのは嫌いなんですよ」と、他人の言葉をさえぎらないと発言できない仕組みにも不満を呈した。ニコニコ生放送のユーザーからも「わかるわかる」「あれはひどい」と同意のコメントが多く寄せられた。
また福島第一原発の視察に行く前のエピソードも明かした。「原発対策チームは全員『私も行きます』と手を挙げてくれたが、若者は置いて、年齢の高いメンバーとともに乗り込んだ」と当時を振り返る馬淵氏。一方で馬淵氏の奥さんからは「保険は入ってるからいいわよ」と、事務所からは「もう子ども6人もいるからいいでしょう」と声をかけられたそうだ。ただ、それは原発の建屋に入る馬淵氏に心置きなく頑張ってきてほしいという思いからだったそうで、ユーザーからは「肝っ玉かあちゃんだ」「馬淵さんの周りはおもしろい」と驚きのコメントが多かった。
そして、趣味として有名なボディビルについては、「ボディビルはもう趣味ではなく”日常”」と強調。民主党代表選のときも欠かさず、週6日、朝の4時半頃からジムに行ったそうだ。さらに「趣味はサーフィン」と語る馬淵氏。しかし国交相時代はSPにとめられて行けなかったそうで、「SPは警視庁で陸上の警察。海は海上保安庁(の管轄)。そして海上保安庁は国土交通省(の外局)。もしサーフィンやっているときに、(大臣が)海上保安庁に助けてもらうと洒落にならない」ということで、堪えたという。だが、大臣を退任した翌日には、すぐにサーフィンに出かけたそうだ。
馬淵氏は「強面な印象かもしれないが、素顔の馬淵を知ってほしい。いつも冗談ばかり言っている自分も知ってくれたら」と話し、視聴者が思わず「wwwww」と笑ってしまうようなエピソードをほかにも多く披露した。そしてニコニコ生放送については「ゆったりした感じがいい」と、今後の出演にも意欲を見せた。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]民主党代表選のテレビの公平性について語った部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv62079709?po=news&ref=news#25:38
・[ニコニコ生放送]ボディビルについて語った部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv62079709?po=news&ref=news#48:51
(森田将人)
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