これぞ日本の美!錦鯉をモチーフにした日本酒ボトル
お酒が好きな人にとっては、ボトルやラベルの美しさも味わいのうち。
さまざまなボトルのデザインは、見ているだけで心が躍るという人も少なくないはず。
新潟の「今代司酒造」が販売する日本酒『錦鯉 KOI』は、あまりにも美しいデザインで、世界最大級のデザイン賞「Design for Asia Awards」を受賞した名作です。
まるで錦鯉そのもの!
新潟の名産であり、日本で昔から観賞魚として愛される錦鯉がボトル全体に描かれたそのルックスは、まるで1匹の錦鯉そのもの。
紅白の柄ははっきりとしたコントラストで、雅な雰囲気が漂います。
さらに、付属のケースには、錦鯉の姿を形どった窓が付いていて、ケースに収めると池をしなやかに泳ぐ錦鯉の姿が現れます。
デザインのルーツは?
かつて、日本酒が樽で出荷されていた時代、酒蔵は少しでも多く儲けるために、水で薄めて出荷し、さらにそれを酒屋や消費者が水で薄めていたそうです。
そこで、世間では「金魚が泳げるほど水で薄められた酒」という皮肉が込められた「金魚酒」という言葉が生まれました。
そんな時代でも、今代司酒造は薄めることなく出荷していたことを酒屋さんはとても喜び、「金魚酒」ではなく、威風堂々たる「錦鯉」と讃えたそうです。
このパッケージデザインには、誠実さを貫いてきた今代司酒造の誇りが表現されています。
気になるお味は?
一体どんな味なのか気になるところですが、『錦鯉 KOI』は、頭で飲む人が増えてしまった現代へのアンチテーゼとして、お酒の区分や純米度を非公開としているのだそう。
つまり、自分自身の舌で確認するしかないということですね。
自宅用としてはもちろん、縁起の良い錦鯉のデザインはギフトとして喜ばれそうです。
現在かなり品薄状態ですが、日本酒好きな人にとっては、一度はお目にかかりたい逸品です。
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