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写真のトレースはあり? なし? ”マクロス”美樹本晴彦に聞いてみた

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美樹本晴彦氏

 「美樹本晴彦」を知っているだろうか。初代『超時空要塞マクロス』や『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のキャラクターデザイナーとして活躍し、今は漫画『超時空要塞マクロス THE FIRST』の連載を行うイラストレーターの巨匠だ。

 ニコニコ本社で8月8日~21日まで行われている、手塚治虫キャラクターをイラストレーターが「萌えと妄想」で描く展覧会「osamu moet moso」に出展し、ニコニコ生放送に出演した美樹本晴彦氏に独占インタビューを行った。

――美樹本先生って、ネットってします?

 あまりしませんが、調べ物とかではよく使います。画像検索で、絵の資料を探したり・・・、女の子の服を描くときに流行を調べてみるとか・・・。長澤まさみさんとか、新垣結衣さんとか、最近の女優さんは身体の上に”ちょこん”と頭が乗っているようなそのままキャラクターになってもおかしくないようなスタイルの方も多いので参考にさせていただいています。

――美樹本先生でも、写真を参考に描かれるんですね。

 世の中には、何も見ずにすらすらーっと描く人がいらっしゃいますが、それはたぶんごく一部の方で、僕はそんなに上手くないですから。本を見たり、写真をみたり悪戦苦闘です。

――ネットでは写真を「トレース」することの是非が議論されています。例えば、漫画『スラムダンク』のとある一コマがある写真に酷似していることが議論の対象になりました。

 写真を「トレース」するとき、「写真を元にして描く自分自身を描き手として許せるか」と「著作権の点でどうか」ですね。作家のなかには「極力自分のイメージで描くこと」を良しとする人と、「どんな方法でも、とにかく良い絵にしたい」人がいるように思います。僕はどちらかというと後者で、見る人が喜んでくれるならいろいろな方法があってもいいかなと。だから、アニメーションの背景美術でよく撮影した写真を元に描かれている絵がありますが、僕も自分で撮影した写真を元にすることは多いですね。

――ネットにはゼロから描くことを尊ぶ人も多いように思います。

 それはそれでひとつの感じ方だと思いますし、僕もそうありたいとは思いますが、仕事の上での力量不足を補うためにはそうも言っていられないな・・・と。著作権の問題はまた別のことなので混同しないようにしなければいけませんね。

(伊豫田旭彦)

◇関連サイト
・【原宿本社】有名イラストレーター祭!「osamu moet moso」夏休みスペシャル – ニコニコインフォ
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2011/07/015196.html
・ニコニコ本社 – 公式サイト
http://www.nicovideo.jp/honsha

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