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世界の不都合な真実を映し出す、シニカルなコラージュアートにドキリ

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イギリスで活動するJoe Webbさんは、コラージュを使って世界の不都合な真実をシニカルに描き出すアーティスト。

作品自体はどことなくポップであり、レトロ感を漂わせているのですが、その裏に込められたメッセージを読み取ろうとすると一瞬ドキっとしてしまいます。

例えばどんなものがあるのかというと…

●Thirst II

“Thirst”は、のどの渇きを意味する単語。

つまり、ヴァカンスにでもなれば海やプールではしゃぐ人たちがいる一方で、たった一握りの水に飢えている人もいるということを、このコラージュは物語っているのではないでしょうか。

下のコラージュも、同じく水をテーマに取り上げています。

●Covering The Cracks

いまもなお、世界各地で起こっている紛争。

そんな状況下では都市機能は麻痺し、建物も損壊します。

だったら、そんなものは壁紙で隠しちゃいましょう…これも残念ながら、現実に起こっている不都合な真実なのかもしれません。

●Park Life

本来ならば、公園とは自然が溢れてのびのびと遊ぶ場所。

そんなところで、iPadに無我夢中の子どもたち。

これはもう、一種の現代病ですね。

●Cat Walk

スーパーモデル、ケイト・モスが華々しくキャットウォークを歩く一方、赤ん坊を抱え、食料を求めて列を作る女性たち。

ちなみにJoeさんの作品はすべてハンドメイドで作られていて、Photoshopや他のデジタル的なテクニックは一切使っていないのだそう。

そこから生まれる素朴感に、なにやらぎゅっと胸が締め付けられる焦燥感が漂っています。

●Tear Gass

こちらの歌手は、アリアナ・グランデでしょうか。

煌びやかなコンサートでは、必ずといっていいほどスモークが炊かれますよね。

だけど、世界の紛争地では催眠ガスが使われているのです。

●Atomic Tan

タイトルからして、なんともシニカル。

日本は美白至上主義ですが、ヨーロッパはこんがり日焼け肌が優雅さの象徴。

そんなライフスタイルを送る人がいる一方で、原始爆弾の恐怖を忘れてはいけない、ということを伝えたいのでしょうか?

Joeさんの作品は、一貫してアートと社会問題をドッキングさせているのが特徴。

素材も、同じく現実世界の無分別な実体を報道している新聞や雑誌などから見つけ出すそうです。

その行為によって新たな解釈を生み出し、物事を考えるきっかけを提案しています。

Joe Webb
http://www.joewebbart.com

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