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【スコットランドの奇祭】ゆく年くる年の厄を焼く!伝統的な新年の火の玉祭り

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新年のお祝いに花火を打ち上げるのは、世界中でおなじみのやり方ですよね。でもイギリス北部のスコットランドには、花火よりももっとワイルドな「火」を使って新年を祝う街があります。

その街は、スコットランド内でも更に北部にある街ストーンヘイブン(Stonehaven)。普段はのんびりとした田舎町特有の雰囲気ですが、大晦日の深夜から始まるお祭り「Hogmanay Fireballs Ceremony」(ホグマネイ・ファイヤーボールス・セレモニー。ホグマネイとはスコットランドの言葉で大晦日のこと)になると街が突然、活気に満ちてきます。

暗闇の中をスコットランドの民族衣装キルトスカートを着たバグパイプ(スコットランドの民族楽器)奏者たちの行進が終わり、新年を迎える0時の時報がでたら、お祭りのスタート!


(C) The Stonehaven Fireball Association

なんと地元の住民が、火の玉を振り回しながら街を練り歩くのです!


(C) The Stonehaven Fireball Association

スコットランドらしく、キルトスカート姿の火の玉の持ち手もいますね。


(C) The Stonehaven Fireball Association

遠方からみると、火の玉がまるで光の列のように暗闇の中に浮かび上がります。そして沿道には、遠方からもやってくるという見物客が。

オリジナルブレンドの火の玉

この火の玉行列の所要時間は20~30分程度だそうですが、その間はずっと火を燃やし続けている必要があります。燃えているものはだいたい古布や古新聞、炭などだそう。

でも火の玉の持ち手たちは、それぞれにこだわりがあり自分用に燃料をカスタマイズするそうです。しかもなんと、そのカスタマイズ内容は持ち手同士の間でも秘密なのだとか!


(C) The Stonehaven Fireball Association

そういう工夫があるから、強風のスコットランドでも火が燃え続けられるんですね。

ゆく年くる年の厄を焼き尽くす

この新年の儀式、実施された公式記録が残っているのは1908年からのみだそうですが、セレモニーの実行委員会は「もっと何百年も前から実施されていたはず」と主張します。それもそのはず、この火の玉はキリスト教普及以前のスコットランド土着宗教の「邪悪な魔物を焼き払い、浄化できる炎」の信仰に基づいているからです。

そして旧年と新年に立ちはだかる厄を焼き払うと、火の玉は勢いよく海に投げ込まれます! これですっきりと新年を迎えられるというわけですね。


(C) The Stonehaven Fireball Association

下の動画では、2014年大晦日から2015年の元旦にかけて実施されたお祭りがダイジェスト版になっています。火の玉が海に投げ込まれる様子(6分10秒頃から)は、本当にスカッとしますよ! 2016年の厄落としができた気がします。

https://www.youtube.com/watch?v=oKYXKF6To08

【Stonehaven Fireballs Ceremony 2015】

[The Stonehaven Fireballs Association]

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