【動画あり】最大落下角度121度 富士急ハイランドの絶叫アトラクション『高飛車』に乗ってきた!

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【動画あり】最大落下角度121度 富士急ハイランドの絶叫アトラクション『高飛車』に乗ってきた!

空に突き刺すようにまっすぐにそびえ立つレールを登った先は、視界を覆う青空だった。新宿からバスで1時間弱、山梨にある遊園地“富士急ハイランド”。絶叫系アトラクションでお馴染みの富士急ハイランドは、現在主要アトラクションで3種類の絶叫マシンを展開している。そして7月16日解禁になるのが、全長1000メートル、最大落下角度121度を誇る新アトラクション『高飛車』だ。ガジェット通信はこの「高飛車」に先行乗車する機会に恵まれた。

※記事のすべての写真と動画を見たい方はガジェット通信で記事ページをご覧ください

『高飛車』の看板

富士急ハイランドの第1入園口から入園し歩くこと3分。『高飛車』と同じ絶叫系アトラクションである『ドドンパ』のレールをくぐると、複雑にからむ長いレールが見えてくる。これが今回試乗する『高飛車』だ。入場口がある建物に入り、坂を登るといよいよ我々を運ぶコースターが待ち構えている。

『高飛車』はリニアランチ方式を採用しており、1車両4人×2列のみの単車構造だ。そのため高確率でジェットコースターで1番のスリルを味わえる先頭に座れるので、絶叫マシン好きにはこれは美味しいポイントである。筆者は絶叫マシン好きなので、もちろん先頭列に乗車した。

看板は見えるが行き先は見えない

座席に座り、シートベルトを締め、ハーネスを降ろし、更にハーネスをシートベルトで固定する安全構造で身体を固定する。『高飛車』は安全対策は万全であると富士急ハイランド社長のお墨付きであり、社長自ら人間での乗車第1号となったとのことだ。またこの安全対策のお陰で雨にも強く、他の絶叫マシンが雨で動かなくても『高飛車』は通常通り運行できる。入口上部には「高飛車」の看板が掲げられており、コースターが進む先は真っ暗だ。和風の衣装を着た案内員に見送られ遂にコースターが動き出した。

始めに真っ暗な部屋に入りスピードを出す為の準備時間と思いきや、突如として加速する。そのまましばらくの間、暗闇の中を突っ走る恐怖を体感する。レールが見えている状態だとこれから進む道がわかるので対処ができるのだが、暗闇だと身体が対応できず恐怖が増幅する。

暗闇を抜けて屋外へ

暗闇を抜けると屋外に出て、外の景色を眺めながらのジェットコースターになる。レールが複雑にからみ、ねじれているので、身体があらゆる方向に持っていかれる。上下が逆さになる事もあり普段見ることができない富士急ハイランドの景色が眺める事ができる。

しばらく外の景色を楽しむとスピードを落としここからが本番。目の前には垂直に空に建つレールがお目見えする。座っている体勢で空しか見えない場面など、日常生活ではありえない。それを可能にしたのが『高飛車』だ。この時、視界すべてが空に覆いつくされ、かなりの絶景。高さがあるため、普段よりも空が近く感じ、手でつかめそうな感覚になる。実際のところ、手を離すような余裕はない。

しばし空を鑑賞した後は地上の景色が待ち構えている。ここで急降下と思いきや、一旦下を向いた状態で停止する。ここが最も怖いポイントだった。これからここを猛スピードで駆け下りるのかと思うと、絶叫マシン好きの筆者でも身がすくみ目を開けていられなかった。いざ動き出してみるとレールが急直下でないのが幸いしたのか、目を開けて景色を見る余裕もあった。

クライマックス部分のレールは、停止した個所から凸のカーブを描き、それが凹のカーブに変化する。凹の部分を通過する際に地面と垂直に向くことになり、さきほどとは逆に地面が近く感じる体験ができる。

クライマックス部分を過ぎると通常のジェットコースターになり、ゴールする。全部で1分弱と、時間にすると短いのだが、乗っていると何倍にも感じる。また『高飛車』はジェットコースターにもかかわらず、とても静かだったのが印象に残った。外に出て他の試乗者が乗っているのを見ていると、悲鳴で何を叫んでいるかが聞き取れるぐらい静かだ。

富士急ハイランドの絶叫マシンは5年毎に新しいアトラクションが建設されるのだが『高飛車』を建設した直後の現在、もう次のアトラクションの構想を始めているようだ。こちらにも期待したいところ。まずは、7月16日にお披露目される『高飛車』に乗り、日常では体験することができない動きと速さを体験して頂きたい。

『高飛車』概要
開業:7月16日(土)
総工費:約30億円
コース全長:約1000m
最高速度:100km/h
最大落下角度:121度
所要時間:約160秒
乗車定員:8名
乗車制限:身長130cm未満の方は利用不可、年齢10歳未満及び61歳以上の方は利用不可
料金:1000円 ※フリーパス利用可
ウェブサイト:http://www.fujiq.jp/special/takabisha/[リンク]

筆者が撮影した動画はこちら
http://www.nicovideo.jp/watch/1310455161



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古街

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普段は生放送の制作をしています。 ヴィジュアル系バンドを追っかけて半生、ライブのためなら東西南北果ては海外へでも、どこでも行きます! 地方の美味しい食べ物とお酒、夜行バスで寄る夜中のサービスエリア、新幹線乗り場や空港などの人が行き来するところが好きです。

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