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それでもやっぱり「残業代稼ぎ」をやめない人々 残業削減に取り組む企業が9割なのに

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「仕事ができる人=長時間労働」の構図が終わり、最近では生産性を上げて早めに退社するのがトレンドになっている。企業も従業員の健康維持やワークライフバランスの充実を図るため、時間外労働の削減に積極的に動いているようだ。

エン・ジャパンが11月27日に発表した調査では、従業員数50人以上の企業248社に従業員の残業削減に取り組んでいるか聞いたところ、87%が「取り組んでいる」と回答。昨年の83%から4ポイント上昇した。取り組む理由は「従業員の健康のため」が最も多く71%。「生産性向上のため」(46%)、「残業費削減のため」(43%)と続いた。
「管理職教育」「業務見直し」に着手する企業が増加

残業削減に取り組む企業に対し、実際に行っている施策を複数回答で聞いたところ、最も多かったのが「管理職への教育(時間管理)」と「業務分担やフローの見直し」で、ともに47%だった。

余計な残業をさせないよう時間管理を徹底するとともに、定時までに仕事を終えられるように作業の効率化を図る、ということだろう。その他の項目では「残業の事前申請をさせる」(43%)、「ノー残業デーを設ける」(29%)が比較的高かった。

ちなみに昨年の調査結果では、残業削減に向け「管理職への教育」を行っていると答えた企業は32%、「業務分担やフローの見直し」は27%しかいなかった。長時間労働を抑制するために、具体的な施策を行っている企業が目に見えて増加していることがうかがえる。

しかし一方で、それでも依然として残業を止めようとしない人もいるようだ。女性向けコミュニティサイト「ガールズちゃんねる」には10月末、「わざと残業代を稼ぐ人」という不穏なスレッドが登場している。

スレ主の会社では同僚がいつもゆっくり仕事をして、連日2時間ほど残業をしている。これまでは「他人は他人」と思ってきたが、明らかに自分より仕事量が少ないのに残業をしているのを見て、「どうしても残業代を稼いでるとしか思えなくなりました」と書いている。
基本給低すぎ「残業代なかったらカツカツすぎる」という書き込みも

こうした人は結構いるようだ。ある会社の「独身お局様」は、日中は友達とLINEしたり携帯ゲームをしたりして過ごし、その分の仕事を夜にして残業代をもらっているという。他にも「午前中はうたた寝かネットサーフィン」、夕方から仕事を始める女性社員がいるという書き込みもある。

残業をやめない人は「仕事を早く仕上げる気がない」という場合もあるが、「生活のためにどうしても残業代が欲しい」という事情もあるようだ。ガールズちゃんねるにも「残業代ありきな基本給の低さも問題だよね」という指摘があった。

特に「地方の事務職」などは、基本給が12~13万円で、月の手取りで10万円というケースも珍しくないといい、「残業代なかったら生活きつい人もいるんだと思う」「カツカツ過ぎるよね」と書いている。

また、企業によってはいまだに長時間働く人を評価する向きもある。同僚から見ると残業している人は「仕事できない人が多い」のに、上司は「あの子頑張ってるね」と評価していると嘆く人も。

人は人、自分は自分とはいうものの、「残業が嫌いで(就業時間内に)3倍以上仕事して定時で帰ってる私って…ある意味損だわ」という書き込みもあった。残業を減らすためには、給与体系と評価基準の見直しも重要のようだ。

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