ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

『正麺』VS 『ラ王』ほんとに生麺に近いカップ麺はどっちか、食べ比べてみた!!

DATE:
  • ガジェット通信を≫

、生麺を感じさせるカップ麺が熱い。2011年、インスタント袋麺に「マルちゃん 正麺」が登場することで、「ラ王」が君臨していた生麺タイプの袋麺シーンは大いに荒れた。そこから4年の歳月を経て、ついにカップ麺シーンにもその『正麺』VS『ラ王』の対決の火花が飛び火。永遠のライバルのようなその2品を食べ比べ、どちらが生麺に近いのかを食べ比べてみた。

 

なるべく条件を近づけるために、しょうゆ味のタイプで対決させることにする。

まず発売4年で10億食を達成した袋麺の血統を受け継ぐ「正麺」、カップ麺の方も既に発売1ヶ月で100万ケース出荷というニュースも記憶に新しい東洋水産「マルちゃん正麺 カップ」シリーズからは『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』(111gうち麺65g・希望小売価格 税抜205円・2015年10月5日発売)。

そして「マルちゃん正麺 カップ」の好調にカウンターパンチを食らわせるかのようにリニューアル登場したのが日清食品『日清ラ王  背脂コク醤油』(112gうち麺75g・希望小売価格 税抜198円・2015年11月9日発売)。この2つの製品を比べてみる。

ちなみにこの生麺タイプ戦争だが、正確には袋麺タイプでは2011年に「マルちゃん正麺」が先行。「ラ王」の袋麺は2012年スタートだ。だがカップ麺としては「ラ王」がレトルトパウチで1992年に登場しているので老舗だが、それは一旦生産終了しており、ノンフライ麺タイプで復活したのが2010年なので、ここからが現在につながる歴史のスタートと考える方が適当。この2製品、価格帯もほとんど同じで量も同様。

 

特徴

■東洋水産『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』
(111gうち麺65g・希望小売価格 税抜205円・2015年10月5日発売)

工場で茹でる工程を省いて、家庭で調理時に初めて茹で工程を経るという特許製法「生麺うまいまま製法」で世間に衝撃を与えた袋麺「マルちゃん正麺」の血統を受け継ぐ「マルちゃん正麺 カップ」。こちらの製法は同じく特許技術「生麺ゆでてうまいまま製法」なのだが、茹でてしまっているという点では全くの別技術と考えた方が良いだろう。

開発は袋麺の発売直後からスタートさせ、4年の歳月をかけて実現したというかなりの気合の入ったもので、”なめらかでコシのある麺”を湯戻しだけで実現するためにノンフライ麺に微粒子を配合してたくさんの穴を空けたんだとか。とはいえ肉眼で見えるようなものでもないので、信じるしかないのだが。

今回の『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』のスープは、鶏・豚ガラを使用した醤油スープに、厚みのある焼豚に、のり、ねぎ、メンマのかやく入り。カップは円形。カロリーは376kcal。

 

■日清食品『日清ラ王  背脂コク醤油』
(112gうち麺75g・希望小売価格 税抜198円・2015年11月9日発売)

“まるで、生めん。”というキャッチフレーズは変わらないものの、煮込み調理をした「日清ラ王 袋麺」のような「しなやかで、つるみのある食感の麺」を目指したというリニューアル商品。カップは六角形。

ノンフライ麺のカットに16番の切刃を使用しているとのことだが、これも確かめる術はないので信じるしかないか。その特徴はお馴染みの3層麺製法。3つの食感を合体させることによって生麺感覚を生み出すというテクニック。太麺ストレートなフォルムも特徴だ。

今回の『日清ラ王  背脂コク醤油』はあっさりとした上品な鶏ガラをベースに、背脂のうまみと甘みを合わせたコク深い醤油スープというのが売りで、かやくは厚切焼豚、青ネギ、白ネギ。焼き豚は「マルちゃん正麺 カップ」より脂身が多く細長い。
カロリーは432kcalと結構差がある高さ。

実食! 同じ醤油ラーメンでも全く別の方向性。麺に関しても違いは歴然

まずは『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』から。調理5分という長さはどちらも同じ。一瞬ベーコンのように見える厚手の焼豚などのかやくを投入し、後入れ液体スープをフタの上に載せて待機。

湯戻し後、ノンフライ麺なのでスープ投入前に麺をほぐす。それなりにほぐれるのだが、全体的にばらける感じではない。スープは王道東京ラーメンの味わいが美味しい。若干油が多めか。

問題の麺を食べる。確かにカップ麺の麺ではない気がする。ツルツル感は高い。噛み切るとモチっとした食感で生といえば生。完全にほぐれない麺はまとめてくっついて来てしまうので若干食べにくいが味は美味しい。

コシもあるしモチモチ感もあるのだが、生麺としては全体のハリが弱く感じる。ルーズな店主が少しだけ茹で過ぎてしまった生麺というような味わいだ。時間が経っても延びにくいとのことだが、そもそも茹で過ぎ感があるので何とも。全体的には生麺の風味がする美味しいカップ麺。ただお店で出てきたら確実にバレると思う。

 

次に『日清ラ王  背脂コク醤油』。湯戻し時間は同じく5分。違いはフタをめくると出てくる袋の数。全部で4つで『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』より一袋多い。

まん丸のチャーシューとかやくのネギを投入して待機。湯戻しを終了してかき混ぜると、結構ほぐれやすい麺。スープを一口飲んだら今時の味わい。鶏がらに背脂の混じり合った脂感高めのスープにざらっとした魚粉の味わいが含まれた、濃い味系の美味しさだ。同じ醤油ラーメンだというのに、全く味わいが違うのが面白い。

ティーンエイジャーと中年くらい違う。

何より驚いたのはまん丸だったチャーシューが、どこから見ても生。食べてみても生。ラーメン店で普通に出てきても全く気がつかないレベル。いや、今回は麺が生かどうかが問題なのだけれど、いや、びっくりしてしまった。質感含めて非常に美味しい。

気を取り直して麺である。『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』と比べてストレート麺なせいか、バラバラと小気味よくばらける。すすってみると、確かに硬めの生麺のような食感である。背脂と一緒に吸い込んでいるせいもあるかもしれないが、ツルツル感も申し分ない。弾力もしっかりしていて、こちらはシコシコタイプ。

 

『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』との差は、ラーメン店だったら店主の茹で上げ時間の差。つまり硬めに茹で上げてくれたのが『日清ラ王  背脂コク醤油』なのだ。どちらも生麺に近いといえば近いのだが、美味しく茹で上げてくれたのはこちら。博多ラーメンで普段からバリカタとかハリガネとか言っている人は、圧倒的に『日清ラ王  背脂コク醤油』の方が好みだろう。記者としても硬めの食感が好きなので、美味しく感じた。

 

店主(?)のセンス良い茹で上げっぷりで”ラ王”の勝ち!

『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』の細身で柔らかい麺と『日清ラ王  背脂コク醤油』のハリのある太麺。実際に取り出してみるとそんなに見た目の差はないのだが、食感には明らかな差がある。

どちらも生麺の感触に肉薄しているように感じたが、現代のラーメンとして考えればやはり『日清ラ王  背脂コク醤油』の方が時代に即している気がした。懐かしの東京ラーメン風の味付けや、少々気の抜けた店主が読んでいた新聞に夢中になって少し茹で過ぎてしまった感の柔らかい麺も含めて、『マルちゃん正麺 カップ 芳醇こく醤油』は中高年に向けて作られているのではないだろうか。

ラーメン店でこの2つが出てきたら、より生麺だと思うのは『日清ラ王  背脂コク醤油』。やはり細麺は分が悪い。どうしてもスケール感でカップ麺だとバレてしまうのだ。

ということで、今回の”ほんとに生麺に近いカップ麺はどっちか”というテーマでは『日清ラ王  背脂コク醤油』に軍配をあげたい。ちなみに補足だが、どっちが生のチャーシューか対決だったら、これはもう圧倒的に『日清ラ王  背脂コク醤油』。感動的だった。

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
おためし新商品ナビの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP