あられ、おかき、せんべい、そういえばどこが違う?

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噛んだときのパリッ、ガリッという小気味よい音、ふわっとこうばしい香り、そしてどこか懐かしいほっとする味わい。庶民の古き良きおやつとして、実は長い歴史を持つせんべい、おかき、あられ。ところでこの3つ、米が原料なことは知っていても、どこがどう違うのかまでは意外と知らない人が多いのでは?

残り飯リメイクで誕生した「せんべい」

せんべい(煎餅)が今の形となり、全国区に広がっていったのは江戸時代中期といわれています。もともとは農家の人が残りご飯を煎って蒸し、塩を混ぜてのばして天日干しにしたものを、炭火で焼いておやつに食べていたのが始まり。私たちが普段食べている普通の米、つまり「うるち米」から作るのがせんべいです。

当初は農家の間食として生まれたせんべいでしたが、携帯できる手軽さや保存性から、江戸時代には旅人向けの商品として売り出され、全国各地に広がっていき、やがて醤油味などのバリエーションが増えていったといわれています。

もち米をアレンジした「あられ」「おかき」

一方、うるち米から作るせんべいとは違って、もち米から作るのが「あられ」や「おかき」です。この2つを分けるのは、実は形の違いだけ。粒状の小さなものがあられ、それよりも大きなサイズがおかきと区分されています。

あられは奈良時代、農民が五穀豊穣を祈って紙にもち米をお供えしたあと、それをあぶって間食にしていたことに由来するといわれています。その後、食べやすいように餅状に切り、天日で乾燥させたあと、あぶりながら醤油や塩をまぶすという、せんべいとほぼ同じ製法で作られるようになりました。(TEXT:料理サプリ編集部)
参考文献:『おいしいスイーツの事典』 成美堂出版

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