本をめくる速さでスキャン!?世界最速レベル、デスクトップサイズのスキャナーがスゴイ

図書館の収蔵品は主に本であるが、紙はどうしても劣化しやすいのが難点。
そこで、資料の電子化が進められているが、こうした作業にはスキャナーが必須だ。
・世界最速レベルのデスクトップサイズのスキャナー
そこで大きな助けになってくれそうなのが「Czur scanner」という新しいツール。
本をめくるのとほぼ同じスピードでスキャンができ、なんと通常のスキャナーの20倍ものスピードでスキャンが実行できるという、世界最速レベルのスキャナーだ。それなのに、大きさはデスクトップサイズだというから驚きである。

このスキャナーは、卓上電気スタンドのような形状をしており、上部には1600万ピクセルのカメラが設置されている。
・独自のアルゴリズムがスキャン画像をオートで調整
カメラがオブジェクトを読み取り、高度な画像解析処理が実行可能な、独自のアルゴリズムを駆使。

“Flattening curve”機能(スキャン対象の紙が、すこし曲がっていたとしてもフラットに画像修正)、“Erasing fingerprint”機能(指紋を消す)、“Background purification”機能(背景をクリアにする)、“Distortion correction”機能(ゆがみ修正)という非常に優れた機能がオートで働き、おかげでクリアな仕上がりとなる。
スキャンデータはWiFiを通じ、クラウド上に即座に保存される。そのため、ユーザーはいつでも好きなときに、PCやスマートフォン、タブレットなどでデータを参照できる。
・プロジェクターとしても使える!

「Czur scanner」本体には、LEDライトが搭載されており、2段階の明るさ調節が可能。
さらに、HDMI端子を通じてスクリーンに接続することで、1080ピクセルのプロジェクターとして用いることもでき、会議や上映会などのシーンでも活躍してくれる。
本や日記、スケッチ、書類、名刺のほか、博物館の展示品まで、幅広いオブジェクトをデジタル化して保存管理ができるだろう。
・Indiegogoで出資受付中
個人の利用はもちろん、図書館や博物館、会社でも役立ってくれそうな、高性能でかつコストパフォーマンスにも優れた「Czur scanner」。現在、クラウドファンディングIndiegogoで出資を受付中で、開催期間は残り26日ほど。

ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。