ファミ通クロスレビューの点数はお金で買えるのか聞いてみた
ブログや『2ちゃんねる』を読んでいると、「クロスレビューで9点だったのに、実際に買ってみたらつまらなかった!」「大作ゲームは必ずといっていいほど点数が高い」など、クロスレビューに対して不信感を募らせている人が多くいるようだ。
クロスレビューとは、週刊ファミ通というゲーム雑誌が発売直前のゲームソフトに対して点数をつけるというもの。1~10点で評価され、多くの読者がゲームを購入する際に参考にしている。そんなクロスレビューの内容を信じられなくなった読者なのか、低い点数を付けられたメーカーの陰謀なのか、「メーカーからお金をもらって点数を高くしているんじゃないの?」という声がチラホラ聞こえてくる。
当編集部は、元ファミ通編集者に事実を聞いてみることにした(週刊ファミ通と利害関係がなくなった、退職者に聞くのがいちばんと判断したため)。
「絶対にお金で点数を上げることはありません」と語るのは、ファミ通で3年ほど勤務していたという元編集者のMさん(30代 女性)。彼女がいうには、「編集者も人の子ですから接待をされたりした場合、100%点数に影響がないとは言い切れません。しかし、クロスレビューの点数や評価のために金銭や対価などを受け取ったり、渡したりすることは決してありません。ファミ通のクロスレビュアーには、モラルと誇りがちゃんとあります」とのこと。
また、「好きなメーカーだからこそ厳しくなったり、甘くなることはあるでしょうね」とのことで、ひとりのレビュアーを信じるのではなく、複数いるレビュアーから総合して、ゲームソフトの評価をしたほうがよさそうだ。ちなみにMさんがいちばん信用していたクロスレビュアーは水野店長だという。
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