東電のTV会議映像「全面公開が当然」と枝野長官

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枝野幸男官房長官

 枝野幸男官房長官は2011年5月31日午後の会見で、東京電力本店と福島第1原発の吉田昌郎所長とのやりとりを録画した『TV会議』映像について、「事故対応に関するところについては(東京電力に)全面的に公開していただくのが当然だと思っている」と述べ、「当然、我々にも報告していただきたい」と強い口調で述べた。

 ニコニコ動画記者(七尾功)とのやりとりは以下のとおり。

七尾記者: 東京電力が、昨日(30日)の統合対策室の合同記者会見で、事故発生から現在までの”本店と吉田所長らとの『TV会議』の録画が一部残っている”と明らかにした。海水注入をめぐる3月12日のTV会議映像については「確認中」とのこと。伝聞やメモしか残されていないとして問題となっている現状において、日々のオペレーションのやりとりが記録されているという、この『TV会議』の録画映像の保全について見解をお願いしたい。

枝野長官:
 今の時点で残っているのであれば当然東京電力においてはそのまま残しておいていただけると思うし、企業の経営等にかかわる部分が含まれている可能性もあるので全部とまで断言していいかわからないが、少なくとも事故対応に関するところについては、全面的に公開していただくのが当然だと思っている。当然我々にも報告していただきたいと思う。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]七尾記者質問部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv51677160?ref=news#51:56

(七尾功)

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