横浜洋食の名店でドライカレーを食べてみた @『イタリーノ』横浜 福富町

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最近、カレーにハマっている筆者ですが、なんとなく勢いで

「今年はドライカレーが来る!」

みたいな事を書いてしまいました。しかも9月も半ばになりつつあると言うのに、世間的には”ドライカレー”に対する反応は一切ありません。

と、言う訳で書いてしまった手前、無理矢理にでも今年中に”ドライカレー”を流行らせようと考えている筆者で御座います。

濱の胃袋『イタリーノ』

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横浜には多くの洋食屋さんがありますが、その中でもランチタイムは常に檄混み、地元の人に昔から愛されている『イタリーノ』は別格です。

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やはり一番人気はボリューム満点の”日替わりランチ”なのですが、何気にドライカレーもあったりします。

「コイツは使える…」

ゲスな筆者は有名店の”フンドシ”を借りて相撲をとる事にしました。

ドライカレーを所望する!

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ちなみに昼間の『イタリーノ』は檄混みなので、オーダーもほぼ”日替わりランチ”一択で御座います。

無論、他のメニューもオーダー出来なくは無いのですが、あの厨房の忙しさを見たら、普通は”日替わりランチ”をオーダーするでしょう。

他のメニューをオーダーすると、厨房の動きも乱れるし、自分の料理が来るのも遅くなり、双方にとってメリットがありませんからね。

と、言う訳で筆者も空いている夜の時間帯に訪れて、2015年のトレンド入り確実な『ドライカレー』(850円)を注文です。

サラダが山盛りな件の是非

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そして謎の”山盛りキャベツ”が現れました。

正直、この『イタリーノ』ではランチとナポリタンしか食べていないので、このサラダ的な何かには度肝を抜かれました。

「とりあえず……食べずらい感が半端ない」

かなり多くの店で”山盛りキャベツ”を食べて来たベテランの筆者でも、この山は難しいですね。

ほんの僅かでもフォークが狂えば、キャベツが皿から落ちてしまいます。

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肉眼でキャベツの重なり具合、流れと言うか人間の頭にある”つむじ”的な何かを見極めて、正確無比な角度と深さでフォークを刺す技術が求められます。

しかし、何気にオリジナルのドレッシングも多めにかかっていて、味の方は文句なしに美味しいと言っておきましょう。

噂の『ドライカレー』降臨!!

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とりあえず”噂の”と書いてみたものの、さして噂にはなっていないと思われます。正直、嘘つきました。

しかし!

逆に『イタリーノ』でもマニアックな『ドライカレー』を紹介する事で、ニッチな需要に応える筆者の自尊心をくすぐる効果はあるのでヨシとしましょう。

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とりあえず……普通かなw

いや、このドライカレーは濱の胃袋『イタリーノ』らしく、普通盛りでもこのボリュームで、本当に凄い料理だと思うのですが

「若干、地味……」

みたいな印象は否めません。記事の97%を写真に頼る筆者としては非常に厳しい展開で御座います。

何気にハマる『ドライカレー』

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全体的な”山盛り感”は出せるのですが、なんて言うか”シズル感”みたいな動きに欠けますね。

一口食べてみると……ドライカレーの味がします。

それ以上でも以下でもありません。

しかし、ちょいちょい食べ進むと、このシンプルなカレー粉味がジワジワとキテるようなキテないような? いや、本来のドライカレーと言うか、昔のドライカレーはこんな感じで、普通に

「カレー味の焼き飯」

みたいなのが正解なのですが、最近はチョット手の込んだドライカレーばかり食べていたので、ちょっと調子が出てこないですね。

よしんば”正統派ドライカレー”を定義するなら、この『イタリーノ』は、まさにド真ん中の”昭和オールドスタイル”でして、個人的には教科書に載せても良いレベルかと思っています。

具材はシンプル

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入っている具は”ベーコン、玉葱、グリーンピース”と至ってシンプルなのですが、これが本当の『ドライカレー』なのです。

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しいて言うなら筆者的には”レーズン”も有りかなと思ったのですが、意外とレーズンは賛否が分かれる所なので、無しの方向でも良いと思います。

ドライカレーの潔さを実感

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”チャーハン”よりも変化の乏しいドライカレーですが、逆にソコが筆者は好きだったりします。

例えばカレーライスとなると、それこそ色々な種類があり話題にも事欠かないでしょう。

カツを乗せたり生クリームをかけたり、そのビジュアルもインパクトも人を惹き付けるモノがあります。

しかし!

同じカレーでも、その180度真逆な路線を歩み続けるドライカレーに筆者は”侍魂”を感じました。

下町洋食から喫茶店にまで広がり、昭和初期を飾った華やかな時代もあったのです。

その頃の姿、形のままを『イタリーノ』は守り続けて、今でも昔のままのドライカレーを提供し続けているのです。

『イタリーノ』ドライカレー 総評

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と、言う訳でこの『イタリーノ』のドライカレーの良さは、本当に食べた人にしか分からないとの結論に達しました。

ちなみに筆者はかなり好きですね。

いつもは”カツカレー”をメインに攻めているので、合間に食べるシンプルなドライカレーは一服の清涼剤です。

しかも昔の味を守り続けている『イタリーノ』のドライカレーは、それこそリスペクトの対象になる存在です。

それでは、みなさんも是非『イタリーノ』でドライカレーを食べてみて下さい。昔と変わらないドライカレーを、今でも食べる事が出来ると思いますよ。

『イタリーノ』

神奈川県横浜市中区福富町仲通3-4 1F

営業時間 12:00~22:00(21:30ラストオーダー)
定休日:日曜日

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