東電、原発事故の収束には「6~9ヶ月程度」

katsumata

 東京電力の勝俣恒久取締役会長は2011年4月17日15時ごろの記者会見で、福島第1原子力発電所の事故について、収束に向けた工程表を発表した。この工程表によると、放射性物質の放出が管理されており、放射線量が大幅に抑えられる状態にするまで、「6ヶ月から9ヶ月程度」が目標とされている。

 工程表は4月12日に菅直人首相から「今後の見通しを示すように」との指示を受け作成されたものだといい、大きく分けて2つのステップからなる。ステップ1は「放射線量が着実に減少傾向になっている」状態、ステップ2は「放射性物質の放出が管理されており、放射線量が大幅に抑えられていること」となっている。

 勝俣会長は、「ステップ1を3ヶ月程度で、ステップ2をその後の3ヶ月から6ヶ月で達成したい」と語った。

【4/17・15:00開始】​東京電力取締役会長 勝俣恒久​氏による「福島第一原子力発電​所・事故の収束に向けた道筋」​記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv46883473
(番組はタイムシフト機能でいつでも視聴できる)

(土井大輔)

【関連記事】
チェルノブイリ超え「可能性ゼロではない」と東電、保安院との認識にズレ
福島原発事故、レベル5から7に一気に引き上げ 「段階的でないのでは?」
福島原発事故「レベル7」引き上げ チェルノブイリなみに

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 東電、原発事故の収束には「6~9ヶ月程度」
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング