かき氷食べてたら、コーンやピーナツがぁー! 夏先輩マレーシアのかき氷「アイスカチャン」
みんな!夏☆してる?
今年は地球全体が暑い夏だっていうから、日本は今日も猛暑なのかな!
猛暑って35度以上の日だったっけ?そうだっけ?
私過去に3年くらい熱帯地方はマレーシアに住んでたことあるんだけどね、日本の夏の方がよっぽど暑いよマジで。
あっち31度とか32度くらいなもんですからね。
だからさ、もう日本も夏場は熱帯地方の仲間入りっていうことで、あっちの涼の取り方を導入していった方がいいと思うわけですよ。
向こうはいわば夏ばっかり死ぬほど体験している夏先輩。
暑いときのスイーツ専門家と言っても過言ではないわけじゃないですか。
てなわけで、池袋のマレーシア料理屋さんで涼を取ってきましたよ。
「かき氷をくださいな」
「はいはい」
ドーン。
わーお、でっけー!
そしてソーキュート!
……うん。
豆入ってるね。
コーンすら入ってるね。
とにかく、このこんもり山の牙城を崩しにかからないと始まらないよ。
さく……
うん。まさかのイチゴ味じゃないね。
この赤は、イチゴではなくローズシロップの色なのです。
ローズシロップというのはマレーシアにとどまらずイスラム圏の人たちが好んで使うのだけど、
ローズな感じがするかというとそうでもなく、
ローズを使っているかというとそうでもなく、
昔はローズも使っていたであろう今は甘くてちょっと香りのよいおいしいものです。
結婚式から普段使いまで、彼らはピンク色したローズジュースをがばがば飲むのであります。
それをかけたかき氷に、
フルーツが入っていたり、(日による)
ピンク(ローズシロップ)のゼリーやあんこや、コーンやピーナッツやらがいっぱい詰まっております。
ぼりぼり。
日によってはパンダンといういい匂いの葉っぱのゼリー(マットな黄緑色)が入ってたりも。
うまい、うまいよ色んな味と香りががするよ。
ぼりぼり、むしゃむしゃ。
なんかこのかき氷……くいでがある。
マレーシアでは「アイスカチャン」とか「ABC」とか言って屋台やレストランで気軽に食べられるんだよね。
「カチャン」っていうのはマレー語で豆のこと。
「ABC」っていうのはマレー語で「Air Batu Campur(氷混ぜ混ぜの意)」の略。
氷や豆を混ぜて、熱帯の熱い空気でちょっと溶かして食べるのがおいしいってわけ。
どう呼んでも通じるけど、腹持ちがよくって涼を取れるかき氷なんて、お得じゃ!
ちなみに現地の画像はけっこう「うっ」て感じの見た目でマレーチャンのほど可愛くない。
マレーチャンのママいわく「本場のやつは見た目がアレじゃない!黒いってどうなのよ!?」
↓↓ 本場の ↓↓
Ⓒマレーシアごはんの会 これはだいぶ美しいやつの方。
黒いの(漢方ゼリー)と緑の(米粉と緑豆など)がアレな原因かと思われますが、これがちゅるっとしてるのんが氷と相まってさらに美味しいんですやん。
具と氷を混ぜ混ぜしながら、アイスカチャンをすすり食うのが熱帯の悦び。
食欲なくても、これならイケるんですわ!
それから、冷たいものばっかり採りすぎてお腹弱ってるレディース&ジェントルメンにはこちらがおすすめ。
その名もブブチャチャ。
ボボチャチャって言ったりもする。
冷やしてもよしだが、温めても美味しい。
タピオカミルクにさつまいもやあずき、鶯豆や白豆やが乗り、優しい甘さでジェントルメンを癒します。
ピンクのはおなじみローズシロップのゼリー。
このスイーツ、マレーシアで働いていたとき、現地の社員が自宅で作って持ってきてくれたりしたな~。
家庭の味の、優しさなんですよ。
夜はこんな。南国ムード漂ってる。
ⓒ榊 智朗
てなわけで、猛暑を乗り切る栄養たっぷりの熱帯スイーツ、ぜひとも一度、お試しあれ~!
お店情報
マレーチャン
住所:東京都豊島区西池袋3-22-6
電話番号:03-5391-7638
営業時間:月~金11:00-14:30,17:00-23:00 土日11:00-23:00
定休日なし
書いた人:稲葉 史
甘いものも好きなら辛いものも好きな、要するに食いしん坊の今年四十路。人形町の居酒屋とマレーシア料理店にはちょっと詳しい。なんつってでも本当は、どんな時だってどんな店でもいいから飲みに行けるもんなら行きたいって気持ちで生きてる。あと4コママンガも書いてる。
ブログ:迷走うりうり
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