かつて500万部を売り上げた漫画家が語る厳しい現状
1980年代にコロコロコミックで連載され、子供たちから圧倒的な支持を集めた大人気漫画「つるピカハゲ丸」。
主人公のハゲ田ハゲ丸が、家族と共にひたすらセコく生きていくという4コマギャグ漫画で、単行本の売り上げは累計500万部にのぼり、テレビアニメ化も大好評で、「つるセコ」という言葉が社会現象を巻き起こすまでになった。
そんな「つるピカハゲ丸」の作者・のむらしんぼ先生(55)だが、ハゲ丸終了後も15年以上コロコロコミックで漫画を描き続けている。しかし、なかなかヒット作に恵まれず、現在、自身の暮らしにまでも「つるセコ」を余儀なくされているという。
その厳しい現状について話を聞くことができた。
(のむらしんぼ先生・談)
「ハゲ丸以降はなかなか人気が取れなくてねえ。打ち切りの連続。」
「細々と暮らしてますよ。」 「コーヒーが好きでね。」
「ドリップパックを使ってるんだけど、1回で捨てるのもったいないから3回使ってます。」
「3回目は100円ショップで売ってるインスタントの粉も少し追加して、騙し騙しね。」
「コーヒーなのに紅茶みたいに薄ーい色になっちゃうけど。」
「でも自分にコーヒーだと言い聞かせれば、いくら薄くたってコーヒーなんだよね。」
…などと、聞くも涙の切ないつるセコ話を語ってくれた。
その一方で漫画への情熱は全く衰えておらず、再び大ヒット作を生み出すため、日夜アイデアを練っているという。
そんなのむらしんぼ先生が、4月7日(木)ガジェット通信のニコニコ生放送にやってきます!
若手漫画家と共に大喜利をやるとのこと!動くのむらしんぼ先生を生で見よう!
4月7日(木) 20:00より 「漫画家だらけのハッピーアワー」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv42950451
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