【えひめ最新レポ】100周年の芝居小屋で小学生が「狂言」に夢中

access_time create folderエンタメ

狂言稽古9月10日 (2)
2016年2月に100周年を迎える芝居小屋がある。愛媛県内子町にある「内子座」だ。最近、国の重要文化財に指定されることも決まった。
この内子座で今、小学生が「狂言」に励んでいる。
町内の小学生を対象に、狂言師の茂山千三郎さんが内子座で狂言を教える「茂山狂言クラブ」は、4年前に始まった。「狂言をここ(内子座)で長く継承できないか」という思いからワークショップを開催したところ、子どもたちが予想以上に興味を持ち、今では小学2~6年生の31名が100周年の記念公演などに向けて練習中という。
388 落成式 大正5年

内子座は大正5年(1916)、芸術と芸能を愛する人々が建てたのがはじまり。木造2階建瓦葺き入母屋造りで、回り舞台や花道、枡席などがある都市型劇場として芝居などが上演され、その後、映画館など改修され、現在は劇場として保存・活用されている。内子座は「距離の近さ」が売りで、観客が役者の涙まで見られるのだとか。また、照明器具がなく、大きな窓があって自然光で芝居をしていた当時の面影を残す。
大正ロマンの佇まいが感じられる内子座と、狂言に取り組む子どもたち。国の重要文化財への指定も決まり、100周年に向けて明るい話題が続く。松山から最短25分、歴史的な街並みも残り、フラッと遊びに行くにもおすすめだ。
DSC_5050
「えひめ南予博覧会」(仮称)が、愛媛県南部の南予地方で平成28年度(2016年度)に実施される。南予エリアのグルメや文化、歴史などを中心にさまざまなイベントが行われる。
DSC_5066

内子さんぽhttp://www.we-love-uchiko.jp/いよ観ネットhttp://www.iyokannet.jp/
(Written by Aki Shikama)

【Nicheee!編集部のイチオシ】
ピース又吉以外にも、芥川賞を受賞できると思うお笑い芸人は?
「盆踊り」の極意を聞いてみた
屋台販売されているお手軽『寿司ネタ』の実態@タイ

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【えひめ最新レポ】100周年の芝居小屋で小学生が「狂言」に夢中
access_time create folderエンタメ
local_offer

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。