【Interview】ユーザーのお気に入りを自動学習!ファッション検索「SHOPSTYLE」の新機能とは?

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世界215の国と地域で累計10億ドル以上の売上を創出した、アメリカのメガファッション検索サイト「SHOPSTYLE」。

そこに、各ユーザの嗜好を自動学習し、提案する新機能「MYセレクトショップ」が追加されたのをご存知だろうか?

日本語版サイトもその新機能を搭載し、注目を集めている。米国法人POPSUGAR Inc.、SHOPSTYLE JAPAN マーケティングマネジャーの飛春・メイウッド(ひばる・めいうっど)氏に話を聞いた。

・自分好みのアイテムが表示される新機能

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Q1: SHOPSTYLEに新たに加わった「MY セレクトショップ」とはどのような新機能ですか?使い方を教えてください。

「MYセレクトショップ」を利用することで、自分の好みのブランドやアイテムの新着情報やSALE情報、さらに好きなブランド、アイテムと似た特徴があるおすすめが「MYセレクトショップ」の中にアップデートされます。

そのため、自分好みのブランドやアイテムの情報を見逃すことなく、さらには新たな発見もできる機能になっています。

初期段階では、ベースとなる性別や自分の好きなブランドをセレクトすることからスタートし、その後SHOPSTYLE内での検索や、アイテムをクリックするなどのユーザー動向を自動学習して新着やおすすめアイテムを提案します。

「MYセレクトショップ」の中では、自分のテイストのアイテムが毎日更新されるため、その中でコーディネートや組み合わせを考えるのもとても楽しい機能です。

・自社のイベントから新機能を発案 “Personalization”が鍵

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Q2: どのような経緯でこのユーザの嗜好を自動学習・提案する新機能を開発、導入することになったのでしょうか?

弊社エンジニアチームでは毎年ハッカソン・イベントを行っており、昨年そこで生まれたアイデアをベースに開発しました。

ここ数年のEC業界では、世界中で“Personalization”がキーワードになっており、SHOPSTYLEでも多くのブランドやアイテムを紹介し、膨大なビッグデータを蓄積してきています。

そのため、それらを活用した”検索のパーソナライズ化”機能が求められていると感じました。

・困難だった開発 ローカライゼーションも同時に

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Q3: 新しいシステム開発時は大変ではなかったですか?

ビッグデータをどのようにうまく扱うかという部分には、かなり時間がかかりました。

例えば、「MYセレクトショップ」の中に新着アイテムが入ると通知をしますが、本当にそのユーザーにとってそのアイテムが初見なのかを識別しています。

どうすれば高い精度で各ユーザーの好みを学習し、オファーしていくかという点で、バックエンド側での研究と作業に膨大な時間を費やすこととなりました。

ウェブとアプリの同時リリースという点だけでなく、現在SHOPSTYLEサービスを提供している7カ国でのローカライゼーションも同時に行ったため、そこでも大変苦労しました。

・使いやすい「MY セレクトショップ」 男性ユーザーも支持

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Q4: 「MY セレクトショップ」ローンチ後のユーザーの反応はいかがでしたか?

特にアプリがより使いやすくなったという声はすでにいただいています。

また、今までは1stビューのイメージやコンテンツなども女性寄りだったのですが、「MY セレクトショップ」を導入してから、男性のユーザーからもアイテムが探しやすくなったと言われています。

Q5:  SHOPSTYLEは、1000 万点以上に及ぶ検索可能アイテムがありますが、今後も提携先は増えていくのでしょうか?

今年は特に新規の提携を増やすことにグローバルで注力をしています。

日本でもこれまで未提携であった国内ブランドとの提携や、ブランドのターゲット層もこれまで以上に拡大して行く予定です。

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さらに、海外ブランドやストアの日本国内進出にも貢献しており、そういった取り組みが今後も継続して増えていく予定です。

海外ブランドの検索サイトは数多く出ているものの、個人向けに情報をカスタマイズする機能は珍しい。

日本でまだ手に入らないアイテムもすぐに見つけられそうで、一度使ってみたい。

SHOPSTYLE TOPページ
(新機能サービス「MYセレクトショップ」)

(Writer: Saera Jin)

 

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