入社2年目女子が”上司との飲みニケーション”を3カ月実行して気づいたこと。(前川孝雄の”はたらく論”)
今回は前川孝雄さんのブログ『前川孝雄の”はたらく論”』からご寄稿いただきました。
入社2年目女子が”上司との飲みニケーション”を3カ月実行して気づいたこと。(前川孝雄の”はたらく論”)
「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい (光文社新書)」 前川孝雄 (著) 『Amazon』
http://www.amazon.co.jp/dp/4334035485
を読んでくれた、社会人2年目の女性からとても嬉しい感想文が届きました。
この本を読んで、実際に「勉強会に行く暇があるなら上司と飲みに行く」生活をしてみました。
3ヶ月間、みっちりそういうふうにして暮らしました。すると、まず小金が貯まりました。
勉強会にはお金を払わなくてはいけないけれど、上司と飲んだ時は上司が払ってくれたからです。なんだか私は職場になじみました。可愛がられるようになりました。
仕事が増えても、苦にならなくなりました。
それに、きっと仕事が上手になりました。けれど、一体私の何が変わったのだ?と思ってまとめてみると、次のようなことに気がつきました。
・ 仕事は、好意で与えられていた。好意で与えられる以外に、新人の私が役に立てる場などなかったのだ。・ 先輩方は私に任せるリスクを承知で私に仕事を与えてくださっていた。
・ 「自分に出来ることからやらせていただく」という仕事の仕方は、何だか楽しい。
・ 仕事は、いわゆる頭が良い人が出来るわけではない。
・ 一緒に働く人間が好きな人は、楽しそうだ。
・ 楽しそうな人は、仕事を愛している。
・ 楽しそうな人は、仕事を選ばない。自分が出来ることなら何でも喜んでやる。
・ 仕事を選ばない人が出世してゆく。
・ 仕事を選ばない人は、なんでもやるわりには、目標がブレない。
・ 夢は常に現実の中にある。現実に与えられた、目の前の仕事をこなせないと、なぜか夢が遠ざかる。
・ 仕事がはかどると、なぜか夢が膨らむ。しかも現実的な方向に膨らむ。
・ 仕事が楽しくて、仕事で目標が出来ると、自分が意固地になってしがみついていた「自己実現の夢」が何だったのか、思い出せなくなる。
・ 私は学生時代からの「夢」がなんだったかすっかり忘れた。しかし今、そのせいで自分を見失ったとも思わないし、仕事が楽しい。
・ 悩みや困難の大きさは以前と変わらないが、希望が持てる。(乗り越える勇気が出る。)
・ 仕事がはかどると、人が好きになる。上司のことはちょっと嫌いだったが、今は大好きなおじさんの一人だ。
・ 上司は自分のことを「おじさん」と呼ぶようになり、私を「○○(苗字)さん」ではなく「☆☆(名前)ちゃん」と呼ぶようになった。(宴会時のみ)
・ 仕事が「やらなきゃ」から「やりたい!」に変わった。
・ 会議で眠くなくなった。
・ プライベートも充実した。
・ 年下から好かれるようになった。
2年前、就職活動をしていた時には考えもしない働き方を今私はしていると思います。
2年前、前川さんの本に出会っていたら、おそらく信用できずに、途中で読むのをやめていたと思います。
2年前私は、おそらく「一人で生きよう」としていたのです。「人に流されていてはいけない」とか、その延長線上で「会社とは自立していたい」とかそういうことを繰り返すうちに、そうでないと社会で戦っていけない気がしていました。
今になってみれば、私は当時自信が無く、バリアを張り巡らせていたのだと思います。
でも今は、人とのつながりがビジネスを創るのだと強く思っています。
会社も社会も人と人とのつながりでできていると実感できるからです。
その中で自分が役にたっていけることはこのうえない喜びです。
それが仕事だと思います。別に勉強会やセミナーに行くことは悪いことではありません。
今不可能な夢を持つことも良いことだと思います。
けれど、それは目の前にいる人や、目の前にあることをなおざなりにして実現できるものではないと思います。自分に出来ることをきちんと見つめながら、人に感謝して働く、それってとても素晴らしいことだと気づきました。
今働いていてとても幸せです。
前川さんの本の影響が大いにあると思います。
働き始めの若手には、とてもためになる本だと思い、友人たちに薦めておきました。本当にどうもありがとうございます!
感謝感謝です!
一人の若者が変わりました。
一つの上司と部下の絆が生まれました。
本の執筆に3年越しで苦しんだ甲斐がありました。
本当によかった。
■日本型ダイバーシティ・コミュニケーションの専門家集団
(株)FeelWorks
http://www.feelworks.jp/
執筆: この記事は前川孝雄さんのブログ『前川孝雄の”はたらく論”』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2015年06月05日時点のものです。
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