食材のムダを可視化!レストラン向け食料廃棄物モニタリングツール「MintScraps」
国際連合食糧農業機関(FAO)の推計によると、1年間の食料廃棄量は、世界全体で食料生産量の約3分の1に相当する16億トン。
米国でも2010年時点で、食料供給量の31%が消費されないまま廃棄され、その損失額は、1616億ドルにものぼるとみられている。
・食料廃棄量をデータで可視化
食料廃棄量を削減するためには、まず、その量を計測し、数値化することが必要だ。
そこで、飲食店を対象に、食料廃棄量をモニタリングするオンラインソリューションとして開発されたのが、「MintScraps(ミントスクラップス)」である。
MintScrapsは、飲食店側が毎日入力するデータをもとに、食料廃棄量を、リサイクル、コンポスト(堆肥)、廃棄別に分類し、1週間ごとにレポートを作成。
飲食店から排出されている食料廃棄物の量を、数値データで継続的に追跡できるというわけだ。
また、リアルタイムベースで生成されるグラフや表を使って、食料廃棄における傾向を把握したり、非効率な業務プロセスを特定することもできる。
・食料廃棄量の削減に向けたマネジメントツールとしての活用も
従来“ブラックボックス化”しがちであった食料廃棄量をデータで可視化してくれるMintScrapsは、食料廃棄にまつわる課題の発見に役立つのみならず、廃棄量削減のために実行した施策の効果検証などにも、活用できそうだ。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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