官房長官記者会見がついに「オープン化」 ネットメディアも参加可能に
これまで新聞やテレビなど既存マスコミで構成される「記者クラブ」の記者だけが参加できた内閣官房長官の記者会見が、ネットメディアや雑誌など記者クラブ以外のメディアにも開放されることになった。第1回は2011年2月10日。枝野幸男官房長官の「オープン記者会見」が東京・永田町の首相官邸で開かれる。
官房長官の定例記者会見は平日の午前と午後に開かれているが、そのうち週1回がオープン化されることになった。枝野官房長官が、会見を主催する記者クラブに対して開放を提案し、記者クラブ側も受け入れた。原則として毎週金曜の午後に開く予定だが、初回に限り木曜の10日夕方に開催する。その模様はニコニコ動画で生中継される。
記者会見のオープン化を提唱してきたフリージャーナリストの上杉隆さんは、今回の開放について次のように話している。
「官房長官の会見は毎日2回、つまり週10回開かれているので、オープン化といっても10分の1しか開いていない。ただ、戦後ずっと閉じられていた扉が開いたのだから、オープン化を提案した枝野官房長官に敬意を表したい。本来は政治家ではなく新聞記者・ジャーナリストが記者会見を開けなければいけない。それなのに政治家に代行してもらったというのは、恥ずかしいことだ」
【関連サイト】
内閣官房長官の定例記者会見について 首相官邸
(亀松太郎)
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※記事トップ画像は官房長官記者会見映像ページのスクリーンショットをガジェット通信編集部が取得し記事に挿入しました。
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