進化を拒むトイカメラ『VQ1015』

access_time create

「カメラ」といえば、コンパクトなデジタルカメラが頭に浮かぶ人も多いでしょう。最近では薄型、連射、動画撮影、広角対応などなど様々な機能が盛り込まれており、それらがふんだんに盛り込まれたモデルでも3万円前後で手にすることが可能です。さらにそれを上回る機能を兼ね備えたデジタル一眼レフカメラ。一昔前であればアナログではありますが、”一眼レフ”のカメラなどはちょっとした高価な嗜好品として存在しており、手にするのは年配の男性が多かったものです。そんな一眼レフカメラもデジタル化により、高機能化、低価格化が一気に進み、少しアルバイトでもすれば手が届くような存在にまでなりました。

そんなカメラの高機能化、低価格化の波に逆らうような存在の一つに「トイカメラ」というものがあります。読んで字のごとく、まさに”おもちゃ”のようなカメラ。ボディは合成樹脂のものが多く、サイズは大きくても成人男性の手のひら程度。胸ポケットに入れても大した重さは感じません。このようなトイカメラですが、プロカメラマンにファンが多いことでも知られています。画質は粗く、撮影にはある程度のテクニックが必要な場面も多々ありますが、写真の仕上がりは独特の風合いで、隅から隅までしわ1本残さず写すようなデジタル一眼レフカメラとは対照的に、とても温かみがあるのです。

そんなトイカメラの小さな市場にもデジタル化の波は訪れています。それがこの米国ビスタクエスト社が製造するデジタルトイカメラ『VQ1015 ENTRY』。日本国内では『プロキッチン』が販売窓口となっています。その外観はチープながらもキュート。撮影の際に覗くファインダーはポップアップ式で、微妙だが確実に役立ちます。130万画素のCMOSセンサーを搭載し、撮影時の記録画素数は1600×1200ピクセル、1280×1024ピクセル、640×480ピクセルの3種類から選択が可能。そしてなんと!音声は記録できませんが320×240ピクセルの動画撮影も可能なんですよ。データは本体にSDカードを挿入することで記録、稼動には単4電池1本が必要です。

ちょっと写真で他のブログとは差をつけたい、気軽に手軽に写真を撮りたい、カワイイものが好き(笑)、そんな貴方にはもってこいのトイカメラ『VQ1015 ENTRY』。価格もお手ごろなので一つ購入してみてはいかがでしょうか。

まぁ一眼レフカメラも「大人のおもちゃだ」なんていう意見もありますがね(この記事の配信元はこちら)。

VISTA QUEST
プロキッチン

※作例は以下に

■カメラに関する他の記事
【新製品】モニター角度が自由に動く、デジタル一眼レフ『ニコン D5000』発売へ
最高峰の光学性能を追求したフィールドスコープのフラッグシップ『EDGシリーズ』発売
【サクラ】春ですね! 団子より花【ガジェット通信写真館】
【ビックカメラに聞きました】買物袋に書かれているメーカーの掲載基準は?
【写真記事】PhotoImagingExpo2009を彩るコンパニオンさんたち 前編

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 進化を拒むトイカメラ『VQ1015』
access_time create
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。