いざ飲み比べ! キリンビールから地域限定の一番搾りが9種類発売!
一番搾りでお馴染みのキリンビールが、5月19日より日本全国にある9つ工場で地元生まれの一番搾りを生産・発売する。発売に先駆けて、5月18日に東京・渋谷にある『キリン一番搾りガーデン Brewer’s Spirit 東京店』にて9種類の一番搾りを飲み比べできるプレス向けイベントが開催された。イベントでは、それぞれのビールについての説明があり、9種類の一番搾りの飲み比べや地元の食べ物との食べ合わせ体験などが行われ、一番搾りや地元を愛する醸造所の様子がよくわかるイベントであった。
キリンビールの醸造所は、北海道千歳工場、仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場、岡山工場、福岡工場の9工場。北海道から九州まで、全国各地に工場があり、それぞれが地域の風土に合わせた一番搾りを醸造していた。
記者も9種類の一番搾りを飲み比べてみたので感想とともにお届けする。
地元生まれの一番搾り 一挙9種類飲み比べ
北海道千歳工場
北海道の一番搾りは、夏の大自然をイメージしたという爽やかな味。北海道産の米を使用した澄み切った味わいが特徴的だ。ビールの相方として定番の鶏のざんぎと合わせて頂いたが、揚げ物の油をスッと流してくれるような、スッキリして飲みやすい一番搾りだ。
仙台工場
仙台工場は、東北産ホップをふんだんに使用した華やかな味。また、宮城県産のササニシキを使用しており、後味もスッキリしている。気仙沼秋刀魚の冷やしアヒージョと一緒にいただくと、ビールがまるでワインのように香る好相性であった。
取手工場
実は日本一の生産量を誇る農産物の多い茨城県からは、豊かな食材に負けない味を目指した取手醸造所の一番搾りが誕生。通常より多い5.5%のアルコールと、柑橘系のホップが香るフルーティなビールとなっている。れんこんをたっぷりのチーズ、ソーセージと合わせてカレーソースにあえたカリーブルストと一緒にいただくと、香りの強いカレーとの相乗効果でより高く香るビールであった。
横浜工場
横浜工場の一番搾りは、アルコール度数が6%と少し高めのビール。カラメル麦芽による甘めの味と、濃い目の琥珀色に仕上がったビールは、いろいろな料理とマッチしそうな包容力のある味わいだ。歴史的にも洋食や中華など、多様な食べ物を受け入れてきた横浜だからこそのビールといえるだろう。
名古屋工場
味噌カツや手羽先など濃い味の料理が多い名古屋からは、味も色も濃いビールが誕生。料理に負けないほど濃い味わいが特徴的で、濃い味の料理と競い合うかのような名古屋らしいビールとなっている。食べつつ飲んでいると、どちらも延々と進んでしまいそうなビールだ。
滋賀工場
滋賀工場は、母なる湖と大地の恵みを活かした一番搾り。滋賀県産の豚肉をつかったソーセージに合わせて一緒に頂いても味が負けておらず美味。しっかりした後味で余韻も楽しめる本格的なビールだ。
神戸工場
兵庫県産山田錦を使用した神戸工場の一番搾りは、華やかに香る上品さがなんとも神戸らしいビール。主張しない繊細な味わいは女性にもオススメ。明石タコとトマトのブルスケッタと合わせると気分はビアパーティだ。
岡山工場
岡山工場の一番搾りは雄町米を使用したキリッとした上品な味わいのビール。食材が豊かな“晴れの国おかやま”の風土に合う、食べ物を引き立てるようなビールに仕上がっている。スッとキレてあとに引かないスッキリした飲み口で、濃い味の料理にもよく合う。
福岡工場
麦どころ九州・福岡工場からは、麦にこだわった一番搾りが登場。味は少し濃い目だが、飲みやすく、華やかな香りが感じられるビールで、多様な九州の食に合わせてグイッといける。
こちらの『キリン一番搾りガーデン Brewer’s Spirit 東京店』で9種類の一番搾りを一斉に飲むことができる機会は、なんと今回が最初で最後のようでとても貴重な経験をさせていただいた。飲む前は、同じ“一番搾り”という銘柄のビールで違いがあるのだろうか、と思っていたが、どの一番搾りもそれぞれに特徴があり醸造所の工夫に驚かされた。地域限定発売なので入手困難なものもあるが、ビール通ならぜひとも全種類制覇してもらいたいところ。
また、『キリン一番搾りガーデン Brewer’s Spirit 東京店』でも期間限定で地元生まれの一番搾りを飲むことができるので、興味がある方は足を運んでみては。
キリン一番搾りガーデン Brewer’s Spirit
http://www.kirin.co.jp/products/beer/ichiban/is_garden/[リンク]
ネットで流行っているものを追いかけていたら、いつの間にかアニメ好きになっていました。 http://com.nicovideo.jp/community/co621
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