IMA Galleryで、鈴木崇個展 「Form-Philia」展を開催。5月29日(水)〜
IMA Galleryで、5月29日(水)~7月12日(日)まで、鈴木崇の個展 「Form-Philia」展を開催。
形(フォルム)を意味する「Form」と嗜好、偏愛などを意味する「Philia」を組み合わせた造語で名付けられた「Form-Philia」展。代表作「BAU」「ARCA」に、新作を加えた3つのシリーズを展示する。
「BAU」シリーズは、カラフルなスポンジを組み合わせてさまざまなフォルムを構築していく意欲作。昨年オランダの写真フェア「Unseen」でも人気を博した。あえて黒い背景を用いることで、「BAU」が意味する「建物」や「構造」という側面が浮かび上がり、それが膨大なパターンとして増殖していくことで、日用品であるスポンジが、別の意味を帯びていく。今回500点にも及ぶシリーズの中からIMA galleryの空間に合わせたインスタレーションで展示。
「ARCA」は、現象である影を正面から写した作品。大判カメラで撮影し、大きく引き延ばされたイメージ、輪郭やサイズなど情報が奪われ、影本来の持つ意味を超えた新しい構造物として表出。
さらに今回、日本の混沌とした家々の写真をモンタージュしながら、建築物が重なっていくことによって生まれる奇妙な風景を創造する新作も出品。
写真というメディアによる視点と表現を与えることで、スポンジ、影、家屋など見慣れた日常形に新たなフォルムを見出し、異なる意味と価値を生み出す鈴木崇。
その思考の軌跡にぜひ触れてみてほしい。
関連イベント
5月29日(金)
18:00~19:00 プレスプレビュー
19:00~21:00 オープニングレセプション
5月30日(土)
17:00~ トークイベント第1弾 鈴木崇×布施英利 (批評家)
6月21日(日)
17:00~ トークイベント第2弾 鈴木崇×鈴木芳雄 (編集者)
http://imaoconceptstore.jpにて随時詳細をお知らせ。
2015年5月 『BAU』『ARCA』写真集がIMA Photobooksから発売予定。
鈴木崇 プロフィール
The Art InsQtute of Boston写真学科卒業後、デュッセルドルフ芸術アカデミートーマス・ルフクラス研究生とトーマス・シュトゥルートのアシスタントとしてドイツに滞在。見ることから生じる視覚と知覚の関係性をテーマに国内外で作品を発表。主な展覧会に写真の現在3:臨界をめぐる6つの試論」東京国立近代美術館、東京(2006年)、「これからの写真」愛知県美術館、愛知(2014年)等。昨年作品集「kontrapunkt」を刊行。
都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。
ウェブサイト: http://www.neol.jp/
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