地元の高齢者が自転車でエコ配送!ドイツの地元密着型オンラインショッピングとは?
インターネットにさえ接続できれば、いつでもどこでも欲しいものを注文できるオンラインショッピング。
消費者にとって利便性の高い購買手段だが、その普及に伴って、実店舗への客足は遠のきがち。
とりわけ、地域密着型の独立系商店にとっては、厳しい事業環境となっている。
・ローカル商店に特化したオンラインショッピングモール
そこで、地域密着型の独立系商店に特化したオンラインショッピングモール「Kiezkaufhaus」が、今春ドイツで開設された。
現在、ドイツ中西部のヴィースバーデン(Wiesbaden)を対象エリアとし、食材店、パン屋、雑貨ショップ、書店など、さまざまなジャンルの商店が参加。
各商店は、Kiezkaufhausのオンラインプラットフォームを通じて商品を自由に販売し、売上の10%を手数料としてKiezkaufhausに支払う仕組みとなっている。
・地元の高齢者が自転車でエコ配送
Kiezkaufhausは、環境負荷にも配慮しているのも特徴。地元の高齢者を配達員として雇用し、専用の三輪カーゴバイクを使って配送している。
平日14時までにKiezkaufhausで注文すれば、当日中に指定場所へ商品が届けられるという。
・地域経済に貢献し、環境にやさしく便利なサービス
Kiezkaufhausは、環境負荷に配慮しながら、オンラインショッピングの利便性と地域振興を両立させている点が秀逸。
他の国や地域でも、応用できそうな“一石三鳥”のサービスといえるだろう。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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