『U-1グランプリin東京』で日本一のうどんを食らえ!~江東区有明~
東京都江東区有明で5月6日まで開催されている『U-1グランプリin東京』を取材した。
2013年より開催されている同イベントは、うどん、だし、食材等の業界や生産者の交流を通して、地域社会や食育への貢献を目的として開催されている。
そして最大のお楽しみは来場者に食べてもらい、投票でうどん日本一を決定しようというものだ。会場への入場は無料で自由だが、飲食は有料だ。
りんかい線国際展示場駅前の屋外で開催されるが、各店舗とも準備やミーティングに余念がなく、開店前の気合の入れようも相当なもの。写真は長崎の五島うどんの面々だが、各店舗とも食材は産地直送で現地の味をそのまま再現する。
北九州小倉の焼うどんは、仕込みの最中。どのうどんも1杯当たりの値段は700円から1000円程度。イベント価格で高めだという点は否めないが、前述したように産地の材料を直接持ってきているので、現地まで行って食べることを考えればそれも納得がいく。
開始は午前11時なのだが、準備が出来た店舗から売り出し開始。続々とうどんを求めて人々が並ぶ。
10以上もあるうどんを全部食べるわけにもいかず、かといって一人で丼をもって撮影するのも難しいので、どうしたものかと考えていると「キタコレ!」の記者とフォトグラファー女性コンビがもう、うどんを持って写真撮影していた。この撮影に便乗させていただいて、お互いに注文が重ならないように撮影しあうという妙な「取材協定」を結び、うどんの試食と撮影を開始した。
まずは女性記者注文の「大和肉鶏天ぷらうどん」。西日本のうどんは白ネギは使わない。青ネギと鶏天がいかにも美味そうだ。
続いて記者注文の「伊勢うどん」。伊勢うどんは三重県でも主に伊勢地方とその周辺でしか食べられないうどんだ。麺は極太で、真っ黒な出汁が下に沈んでいる。色は辛そうだがそんなことはない。かつお節と青ネギとかまぼこだけのシンプルさが人気の逸品だ。
女性記者注文、東北山形からの特別参加の「ひっぱりうどん」。納豆、オクラ、卵とネバネバがこれでもかというくらい入ったうどん。見た目はアレだが、美容と健康には良さそうだ。
続いて記者注文の「車エビ天ぷらうどん」。香川県はうどん県、うどんの雄は香川だと言わんばかりの車エビが1尾ドーンと入った逸品。冷製でレモンが添えられていて、さっぱりした味わいは5月と言えども暑い日にはたまらない。コシしかないもちもち感もさすがうどん県だ。
最後は女性記者注文の「博多明太マヨうどん」。明太子と高菜、マヨネーズのコラボレーションは不思議だ。博多と言えばラーメンが有名ではあるが、実はうどんも独特なものだ。麺は太くコシがまったくないばかりか、だしをどんどん吸っていくので、博多ではテーブルに追加用の出汁が置いてあることが多い。東京では食べられない、これもまた逸品だ。
食べ終わった丼を捨てに行くと、1杯につき1枚の投票券がもらえるので、美味しかったうどんに投票しよう。
期間中の投票結果と審査員の実食によってグランプリが決定する。
食事用のテントも設置されているが、花壇の花に囲まれた木陰で食べるうどんもまた絶品だ。
期間中、ステージでは様々な催しもあるので、御一人様からカップル、家族連れまでお昼ご飯を食べる気軽な気持ちで立ち寄ってみてはいかがだろうか。
交通は、りんかい線国際展示場駅すぐ。
ゆりかもめ国際展示場正門前、有明の各駅から徒歩数分。
門前仲町、越中島、豊洲、辰巳、東雲方面から都営バス門19系統で国際展示場駅前すぐ。
東京駅八重洲口、月島、豊洲方面から都営バス東16系統、東京駅丸の内南口、有楽町、銀座、勝どき、豊洲方面から都05系統で東京ビッグサイト徒歩数分。
森下、門前仲町、豊洲から都営バス急行06系統国際展示場正門駅前徒歩数分。
※写真はすべて記者撮影。取材はプレスパスにて主催者許諾済み。
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。