驚異の古代ワールドにタイムスリップする!? NHKスペシャル『生命大躍進』ガッキーも1人2役でナビゲート
“私たちの目はどのようにしてできたのか?”――学校の授業で習った私たちの祖先はネアンデルタール人やアウストラロピテクス、もしかすると猿だったと答える人も少なくないかもしれません。しかしそれらには既に“目”が備わっています。では、一体どれ程前の、どんな生物から“目”を持つ者が現れたのでしょうか。5月10日(日)午後9時放送のNHKスペシャル『生命大躍進』では、その目の誕生の物語『そして“目”が生まれた』を放送します。
まだ目をもたなかった私たちの祖先が、ある時、突如として“目”という器官を獲得し、初めて光を感じることができるようになりました。そもそも動物に“目”がなく、長い時間、まったくの暗黒の世界に生きていたことに驚きますが、その後、遺伝子が種の壁をやすやすと越えて動物に“目”をもたらし、生態系に大きな変化が起きるという学説にはもっと驚かされます。目は獲物を見つけて攻撃するのにも、天敵から身を守るのにも重要な器官となり、カンブリア紀においてはアノマロカリスやオパビニアなど、より高度な目を持つ生物が海の王者となりました。
NHKの放送90年を記念した大型企画『生命大躍進』。女優の新垣結衣さんがナビゲーターを務めるNHKスペシャル『生命大躍進』の放送をはじめ、今年7月から国立科学博物館ほかで開催される特別展『生命大躍進 脊椎動物のたどった道』や、古代モンスター育成アプリ『コダモン』などと連動した一大プロジェクトとなります。
番組ナビゲーターの新垣さんは、生物の進化を研究し命の歴史を表現するアーティストの姉と、その妹の2役を演じ、ドラマ形式で番組をナビゲート。
新垣さんは番組について「生命の進化をテーマにしていますが、難しくなく、冒険に行く感じで観られる番組。人間や生き物の歴史を教えてくれて、私たちにつながる部分は共感というか、すっと受け入れられるし、予想外の角度からの新しい発見もある。年齢問わず観ていただける番組だと思います」とコメントしています。
また、NHKのCG技術を駆使して再現されたカンブリア紀からの古代生物の映像も必見。映像の迫力と美しさはまるで映画を観ているかのよう。海を泳ぐ姿や獲物を捕食する姿など、生物たちの体温や息づかいまで感じられそうです! 新垣結衣さんも「図鑑の絵とは違って、色がついたり表情があると、すごく身近にリアルに感じます。大昔の生物が人と並んで画面にいることで、生き物が実際に生きていたんだなということを感じられました」と、CGでリアルによみがえった生物の姿に感動した様子。40億年前という途方もなく遠い過去も、まさに実在したものとして身近に感じられる“タイムトラベルCG”で、生命の進化を体感してください。
その時代に起きた、信じがたい幸運や想像を絶する大絶滅といった波瀾万丈のドラマの末、進化の“大躍進”を成し遂げ、私たち人間に至るまでに一体どんな“命の物語”があったのか。第1回放送の“目”の誕生からとても興味が湧きますが、第2回は“母子愛”、第3回は“知性”の誕生と、シリーズ通して見逃せないスペシャルとなりそうです。今だからわかってきた事実、気になりますよね。
・NHKスペシャル「生命大躍進 第1集 そして“目”が生まれた」は、5月10日(日)午後9時~総合テレビにて放送。
生命大躍進 公式サイト:
http://www.nhk.or.jp/seimei/index.html
番組と連動した特別展『生命大躍進 脊椎動物のたどった道』は2015年7月7日(火)~10月4日(日)に東京・上野の国立科学博物館で開催。スマートフォン向けアプリ『コダモン~古代モンスター進化中!~』は、生命の進化を遊びながら学べるファミリー向けアプリ(iOS/Android対応)。いろいろな“遺伝子”を集めて生物を進化させる育成アプリで、子供から大人まで楽しめます。
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